12月に入り気温が下がってくると上の池も澄んで底が見えるようになってきた。絞り水の誘導路を復旧させるために立ち寄ったのだが泥上げ場の前にオオカナダモの姿が見える。今期は池の中央部と反対側に繁茂が多かったから気をとられて見落としていたかもしれない。とは言え「投げ込む輩」は健在だろうから夏以降に投げ込まれたのか真相は泥の中である。
放ってはおけないので早速抜き取る事にしたのだが親指に癒えていない傷があるから泥中に腕を突っ込めない。貝掘り熊手を装着した長柄熊手で掻き取った。
この夏、熱中症警戒アラート発令中でなくとも真夏に胴長を身に着けるなど狂気の沙汰であったがオオカナダモが見えているのに放任は出来ない。大げさに思えるだろうが沈没覚悟で胴長に身を入れて池に入った。「元から断たなきゃ駄目!」なので貝掘り熊手を使用したかったものの急遽の除草では用意が無い。ガーデンレーキを代用品にして除草を試みたのだがしなりがあるから結局は肩まで水中に突っ込んで根元から手探りで抜き取る事になった。
結果的にはバケツに半分弱で前回とほぼ同じ量か。今期3回目だったのでもう根絶は難しい段階に入っているだろう。濁った水中に堆積した落ち葉と泥の中に張った根までは根絶できるはずも無い。一旦は空干しすれば絶滅可能なものの、それでは多くの水生生物を失うことになる。池下流域の水位を保って置けば繁殖種の維持は可能だろうが、上の池内にしか生息していない種は未確認なので「干上がらせる」選択は出来ないのだ。
小さなフイールドでも人為的に行われる厄介な事は絶える事は無い。持続的厄介は勿論、かの環境破壊教育団体の気遣いすら行わない踏圧被害や石や枝、竹材の投げ込み等が常在筆頭なのだが誹謗中傷を他所で言っている事が判明した事で「宣戦布告」と認識しフイールド水域に進入しない様にと関係断絶中である。
対策を講じる事が不可能なのは「威之志士様の跋扈蹂躙」が横綱級だったが、これも破壊工作でも生きるための行動であって「しょうがない…」で終わらせる。しかし豚熱の侵入伝染の結果、猪の死体が数件報告された前後からめっきりと被害や生息痕跡が減少している。これはこれで祝着至極であった。
のだがのだが、この頃は復活し落ち葉溜まりや水域の抜去除草体を集積した場所に掘り返しが見られるようになった。これでフイールド破壊の筆頭は威之志士様の跋扈蹂躙に逆戻り・・・。
もともとこの地域にイノシシの生息は無く、故意か過失か確かめようも無いけれど飼育されていたイノブタの放獣が起因である。事情を知りたくて地元の事情通に尋ねても押しなべて触れたがらない。
それはともかく、数年前になろうが砂防ダムから脱出できない猪二頭のために餌を与え、あげくの果ては渡し板まで設え山に還した対応があった。当地でも放獣され大繁殖してしまったイノブタ様に豚熱流入ですっかり影を潜めたというのにワクチンまで散布して差し上げると言う懇切丁寧な利敵行為を税金でやっておる。有害鳥獣を支援すると言う二重三重の手太楽「金は使えど実の一つだに無きぞ哀しき」てなもんや三度笠。
超獣跋扈だけでなくヤマユリ、ササユリなどの貴重種の盗掘も止むことなく、エビネやシュンランなどは根絶され、キンランも風前の灯だ。そういう状況の中で新たに投入されたのがオオカナダモやアマゾンフロッグビットなどの水生植物とウシガエルの放流だった。幸い、オオカナダモはS先生が投入に気付かれて最初は排除する事が出来たと思ったもののしぶとく残っている。ウシガエルは三日月池ではポンプ排水を行い3匹の生体を駆除出来たのだ。上の池でも鳴き声から数匹は存在したのだが冬を越せず翌春には姿を消した。証拠は無いけれど越冬中に威之志士様の跋扈蹂躙に遭い捕食されたのだと思っている。
この時ばかりは「威之志士様大明神」様である。産卵されなかったのが最大の幸運だった。もし産卵されていたら送水を遮断、全水域を日干し覚悟、水棲動植物全滅のリセットも止むを得ないと決めていたからである。
他県でサンショウウオの保護活動をしている兄からの近況では「ヒキガエルを放されて数年、今ではオタマジャクシがビチャビチャと手網に入ってくるまでになったのだとか。もうこれだけで絶滅危惧種のトウキョウサンショウウオは「絶滅お約束」で自棄糞の万歳東京三唱ウオー!である。
今期の厄介には三日月池の「アマゾンフロッグビット」は入らなかったが、これは数年前に投入され、それも山域の水槽など数カ所にも投入してあったから明らかな意図的行為なのだが、こういう輩は絶える事は無い。
この浮草、意外過ぎて発見が遅く、かなりの繁殖を許したものの金笊で掬い掬い排除し冬に入った。残りは「越冬できないだろう」と読んでいたものの三月には姿を現し排除、梅雨の頃にも排除を行い「これで根絶か⁉」と思いきや、前期までカサスゲ抜去中に生きながらえていたのがいたのだ。
このカサスゲなどの密生部に入り込み成長していた個体は発見し難い。庭の池にも「種水」として10ℓほどフイールド水域から水を運んだのだが、この時に在来種だが浮草が入り、根絶するのに二シーズン掛かったのだ。「アマゾンフロッグビット」も一期だけでは駆除できず複期に渡り監視排除しなければならない浮草であった。
浮草の駆除は厄介でも水面に浮いている事で発見駆除は可能だ。これが水中性の動植物となるとほぼアウトに近い。今のところは発見次第に長靴で立ち入れる場所は入り込んで抜き取っているが敵も然る者、オオカナダモを中央部に投げ込んできた。これも発見次第に胴長を着けて入り込む訳にも行かず、水際から真竹の柄を継ぎ足したガーデンレーキで泥土ごと掻き取っていたものの寒くなり水も澄んで来れば発見し易くなるが、発見した範囲は時折レーキで掻いて根絶を図る手間を続けていても今期の様な終わりがない。
ただこの手でも排除根絶に結びつかなければ、直ちに送水停止し全域を乾燥化するだけの覚悟は持っている。営々と積み上げてきた環境を侵略の魔の手に委ねるよりは潔く元に還せばよいのであってオオカナダモの席巻は許せない。
かの環境破壊教育活動の影響だろうが休日に親子連れが目立つようになって、タモや網、虫篭、バケツなど揃えて入域して来るのも増えて来た。一応、立て看板で表示はしてあるものの「効かない」のは周知の事実。
先日は「ザリガニいないかなあ?」などと話しながら歩いてきた親子がいた。思わず「ここはザリガニご法度だよ!」と言ってしまったものの放流する輩が出ない訳でも無いだろう。色即是空空即是色、昔の「藪っ原」に還すのも時間の問題かも、すきっ腹でも腹は括らねばなるまい・・・。
棚田部に田植えイベントを許した今期「稲作仕立て」行為で周囲の環境は壊滅状態で盛夏、水域は「土用干し」の手太楽。この水域での水稲は単なる「環境植生」であって植えつけしたからと言って「稲作」ではないのだが15年経っても全く理解されていない。イベントに先立って全草刈り払いされた範囲は「エコトーン」として「植生モザイク」で構成していた部分なのだが単なる「雑草」扱いである。
人が主体でない範囲に人が主体の行為を嵌めれば必ず「環境破壊」なのであって、それも長年の努力が一瞬で徒労と化すのだ。
棚田部の環境は「開けた明るい空間と水面」にあるのだが、これはギンヤンマを呼び込む「環境パッチワーク」の重要な要素だ。そんなボヤキをSさんにこぼしたら「言葉の意味も分かっていないのでは…」との一言。さにあらん。サニブラウン。我が心はブラウンでなくブルー、ブラウンなのはマルタンヤンマてなもんや三度笠。
ホント、愚痴は尽きることなく溢れ出でるのだがまあ、無知でいるより愚痴が好い。人間にも入口・出口があるのである!。
放ってはおけないので早速抜き取る事にしたのだが親指に癒えていない傷があるから泥中に腕を突っ込めない。貝掘り熊手を装着した長柄熊手で掻き取った。
この夏、熱中症警戒アラート発令中でなくとも真夏に胴長を身に着けるなど狂気の沙汰であったがオオカナダモが見えているのに放任は出来ない。大げさに思えるだろうが沈没覚悟で胴長に身を入れて池に入った。「元から断たなきゃ駄目!」なので貝掘り熊手を使用したかったものの急遽の除草では用意が無い。ガーデンレーキを代用品にして除草を試みたのだがしなりがあるから結局は肩まで水中に突っ込んで根元から手探りで抜き取る事になった。
結果的にはバケツに半分弱で前回とほぼ同じ量か。今期3回目だったのでもう根絶は難しい段階に入っているだろう。濁った水中に堆積した落ち葉と泥の中に張った根までは根絶できるはずも無い。一旦は空干しすれば絶滅可能なものの、それでは多くの水生生物を失うことになる。池下流域の水位を保って置けば繁殖種の維持は可能だろうが、上の池内にしか生息していない種は未確認なので「干上がらせる」選択は出来ないのだ。
小さなフイールドでも人為的に行われる厄介な事は絶える事は無い。持続的厄介は勿論、かの環境破壊教育団体の気遣いすら行わない踏圧被害や石や枝、竹材の投げ込み等が常在筆頭なのだが誹謗中傷を他所で言っている事が判明した事で「宣戦布告」と認識しフイールド水域に進入しない様にと関係断絶中である。
対策を講じる事が不可能なのは「威之志士様の跋扈蹂躙」が横綱級だったが、これも破壊工作でも生きるための行動であって「しょうがない…」で終わらせる。しかし豚熱の侵入伝染の結果、猪の死体が数件報告された前後からめっきりと被害や生息痕跡が減少している。これはこれで祝着至極であった。
のだがのだが、この頃は復活し落ち葉溜まりや水域の抜去除草体を集積した場所に掘り返しが見られるようになった。これでフイールド破壊の筆頭は威之志士様の跋扈蹂躙に逆戻り・・・。
もともとこの地域にイノシシの生息は無く、故意か過失か確かめようも無いけれど飼育されていたイノブタの放獣が起因である。事情を知りたくて地元の事情通に尋ねても押しなべて触れたがらない。
それはともかく、数年前になろうが砂防ダムから脱出できない猪二頭のために餌を与え、あげくの果ては渡し板まで設え山に還した対応があった。当地でも放獣され大繁殖してしまったイノブタ様に豚熱流入ですっかり影を潜めたというのにワクチンまで散布して差し上げると言う懇切丁寧な利敵行為を税金でやっておる。有害鳥獣を支援すると言う二重三重の手太楽「金は使えど実の一つだに無きぞ哀しき」てなもんや三度笠。
超獣跋扈だけでなくヤマユリ、ササユリなどの貴重種の盗掘も止むことなく、エビネやシュンランなどは根絶され、キンランも風前の灯だ。そういう状況の中で新たに投入されたのがオオカナダモやアマゾンフロッグビットなどの水生植物とウシガエルの放流だった。幸い、オオカナダモはS先生が投入に気付かれて最初は排除する事が出来たと思ったもののしぶとく残っている。ウシガエルは三日月池ではポンプ排水を行い3匹の生体を駆除出来たのだ。上の池でも鳴き声から数匹は存在したのだが冬を越せず翌春には姿を消した。証拠は無いけれど越冬中に威之志士様の跋扈蹂躙に遭い捕食されたのだと思っている。
この時ばかりは「威之志士様大明神」様である。産卵されなかったのが最大の幸運だった。もし産卵されていたら送水を遮断、全水域を日干し覚悟、水棲動植物全滅のリセットも止むを得ないと決めていたからである。
他県でサンショウウオの保護活動をしている兄からの近況では「ヒキガエルを放されて数年、今ではオタマジャクシがビチャビチャと手網に入ってくるまでになったのだとか。もうこれだけで絶滅危惧種のトウキョウサンショウウオは「絶滅お約束」で自棄糞の万歳東京三唱ウオー!である。
今期の厄介には三日月池の「アマゾンフロッグビット」は入らなかったが、これは数年前に投入され、それも山域の水槽など数カ所にも投入してあったから明らかな意図的行為なのだが、こういう輩は絶える事は無い。
この浮草、意外過ぎて発見が遅く、かなりの繁殖を許したものの金笊で掬い掬い排除し冬に入った。残りは「越冬できないだろう」と読んでいたものの三月には姿を現し排除、梅雨の頃にも排除を行い「これで根絶か⁉」と思いきや、前期までカサスゲ抜去中に生きながらえていたのがいたのだ。
このカサスゲなどの密生部に入り込み成長していた個体は発見し難い。庭の池にも「種水」として10ℓほどフイールド水域から水を運んだのだが、この時に在来種だが浮草が入り、根絶するのに二シーズン掛かったのだ。「アマゾンフロッグビット」も一期だけでは駆除できず複期に渡り監視排除しなければならない浮草であった。
浮草の駆除は厄介でも水面に浮いている事で発見駆除は可能だ。これが水中性の動植物となるとほぼアウトに近い。今のところは発見次第に長靴で立ち入れる場所は入り込んで抜き取っているが敵も然る者、オオカナダモを中央部に投げ込んできた。これも発見次第に胴長を着けて入り込む訳にも行かず、水際から真竹の柄を継ぎ足したガーデンレーキで泥土ごと掻き取っていたものの寒くなり水も澄んで来れば発見し易くなるが、発見した範囲は時折レーキで掻いて根絶を図る手間を続けていても今期の様な終わりがない。
ただこの手でも排除根絶に結びつかなければ、直ちに送水停止し全域を乾燥化するだけの覚悟は持っている。営々と積み上げてきた環境を侵略の魔の手に委ねるよりは潔く元に還せばよいのであってオオカナダモの席巻は許せない。
かの環境破壊教育活動の影響だろうが休日に親子連れが目立つようになって、タモや網、虫篭、バケツなど揃えて入域して来るのも増えて来た。一応、立て看板で表示はしてあるものの「効かない」のは周知の事実。
先日は「ザリガニいないかなあ?」などと話しながら歩いてきた親子がいた。思わず「ここはザリガニご法度だよ!」と言ってしまったものの放流する輩が出ない訳でも無いだろう。色即是空空即是色、昔の「藪っ原」に還すのも時間の問題かも、すきっ腹でも腹は括らねばなるまい・・・。
棚田部に田植えイベントを許した今期「稲作仕立て」行為で周囲の環境は壊滅状態で盛夏、水域は「土用干し」の手太楽。この水域での水稲は単なる「環境植生」であって植えつけしたからと言って「稲作」ではないのだが15年経っても全く理解されていない。イベントに先立って全草刈り払いされた範囲は「エコトーン」として「植生モザイク」で構成していた部分なのだが単なる「雑草」扱いである。
人が主体でない範囲に人が主体の行為を嵌めれば必ず「環境破壊」なのであって、それも長年の努力が一瞬で徒労と化すのだ。
棚田部の環境は「開けた明るい空間と水面」にあるのだが、これはギンヤンマを呼び込む「環境パッチワーク」の重要な要素だ。そんなボヤキをSさんにこぼしたら「言葉の意味も分かっていないのでは…」との一言。さにあらん。サニブラウン。我が心はブラウンでなくブルー、ブラウンなのはマルタンヤンマてなもんや三度笠。
ホント、愚痴は尽きることなく溢れ出でるのだがまあ、無知でいるより愚痴が好い。人間にも入口・出口があるのである!。