トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「お爺へXmasプレゼント!」

2022-12-25 | 小父のお隣さん
 フイールドは一面の霜だった。今期一番の降霜量で水域は全面凍結している。到着した時の気温は1℃になったかならないか程度でトンボを確認した11時の時点は写真の温度である。

 5日間の空白があってその間にマイナスも記録し21日に2匹の飛翔確認出来て23日は風が強く4℃程度で「既に消えた」と承知していたつもりなのだが水域の埋め立ても完了し、この日の落ち葉掻きも順調だったから「いつも通り」でアズマネザサの細い稈を1本携えトンボ池の陽だまりに行ったのだ。

 既に消えたと思ってはいたもののネザサの稈で立ち枯れているミソハギをチョンチョンしながら移動していたら2匹飛び上がったのである。そのあと着地したところを撮影し一件落着したのだが飛び立った一匹が小生の腿の当たりに止まってしまった。追い払う訳にもいかず好機とみて撮影したのだがマユタテアカネの眉状斑が薄い。アキアカネかと思い直してみたものの腹部の色が赤すぎる。
 まあ、どっちにしたところで12月25日にトンボの飛翔を見たのは変らん.


雖覆一簣、進吾往也 5

2022-12-25 | 水辺環境の保全
 この日の最低気温は遂に氷点下まで低下したのだが季節風も弱くて有難い日和に感じる。朝一番、と言っても9時半頃だが胸部X-P撮影で近所の会場に言って済ませるにジャージの上着でなくスリーフの上着にお出ましを願った。そのままフイールドへ直行したのだがやはりフリースは暖かい。谷間の日陰で気温2℃程度でも寒く感じなかった。

   
 さて、無駄話は横に置き悩みの採土場所は二カ所めの少しだけ高くなった場所を削り取って一輪車6杯を確保したのだが足りる訳もない。それでも棚の一画が平らかになり草叢として再生するにしても灌木を植え付けるにしても管理が容易になるだろう。
 写真の草地は地下に農耕牛が腰まで落ち込んだほどの空洞がある場所で、小生も出水で陥没した折に土嚢を投入しながら足元から崩れ、あわや行方不明者となりかねなかった場所である。結果として初期の段階で水域から外したのだが地盤沈下が進み窪地になってきている。
 凸面部を削り取っていると昔々、田んぼだった頃に水漏れ対策として使っていた波板の残骸が現われて来るから削った部分は畔や堤の上端面だった事が分かる。
 そんな場所なのだが今回埋め立てを進めている場所と合わせれば棚の半分ほどが草叢として維持できる広さになる。これはこれで第一次食物生産地と位置づけられるので全体としてはプラスに働くだろう。

 さてさての本題、棚からの用土調達はもう浚渫に由るしかなく何とか下棚から浚渫土を上げ埋め立てる算段とした。一輪車で押し上げて運ぶのは地盤が緩いし過去、泥水池造成時にその行為でアキレス腱裂断した事もあるからバックで引いて上棚に上げてみた。1回で40~50cm程度の移動でもスコップ1杯分を往復しながら運ぶより早い。
 そこでこの手法で運び始めたのだが、これはこれで「後ろが見えない」という別のリスクがある。平坦地ならともかく不整地での上り斜面を後ろ歩きするのは経験値が無いのだった。なにせ年取ってから新たな運動を体験するのは厄介なのだなあ・・・。
 それはともかくもう1日踏ん張れば水溜りを消せそうだ。しかし用土が十分ではないから下の泥土まで用土を詰める事が成らず今のところ、こんにゃく地面を歩いている感じになっている。それはともかく漏水多発部が消えれば今回の目的は達成なのだ。変え歌だが若き日を思い出して歌おうぞ!
              頑張ろう!突き立てる鍬に
              老骨のお爺の拳がある      
              燃え上がる紅葉のコブシが散る
              埋め立てはここから 埋め立てはまだまだ     元詩 森田ヤエ子「がんばろう」

          ➡   埋め立ては遅々として進まず、ほんとに一簣一簣運んで投入するそのものだ