トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

キジョランの採種に行ってみた

2022-12-16 | 蝶の食草園
 木枯らし1号だろうか前夜から強風が吹きまくりつつ黄砂で空気が濁って冬晴れの一日という訳にはいかなかったこの日、水域に立ち込んでの泥浚いは早めに切り上げ教えてもらったキジョランの採種をするために郊外の山裾まで行って見た。谷川を挟んでの急斜面に1本だけ蔓を発見したが食痕は有っても莢は確認できず徒労に終わった。
 それでも谷沿いの歩ける所を遡上してみたのだが急峻な谷あいで日陰のままだし、こんな環境では他の自生株など無い様に思えた。結局は空振り無駄骨だった。磯用のたも網の網を外して先端に稲刈り鎌を装着した切り取り用の道具を携えて行ったものの役立たずである。
 S先生の手持ちの種子は無いとの事で更に郊外の山の頂上付近の大株も莢を付けなかったとの話だったから来季の播種育苗は断たれたと言って良いだろう。どういう訳かフイールドのキジョランの生育は悪いままで適地に当たるまで定植したいのだけれど苗が無くては如何とも出来ない。
 種子が大量に飛ぶと言う東京都のあの山に行って見たい気は昔からあるけれどコロナ禍の今日、もう行く機会さえ無いだろう。