トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「まだ飛んでいた!」

2022-12-21 | 小父のお隣さん
 今期のトンボの見納め日がオオアオイトトンボで16日、マユタテアカネは15日と記録したのだがまだまだ元気でアタックする個体が二匹もいたのだ。びっくり仰天玉手箱スチャラカチャンチャントンボ飛ぶ、である。マユタテアカネは前回に見た日より5日も見ていなく、その間は初結氷があり昨日はマイナス0.3℃まで最低気温が下がったのだ。
 居るつもりは毛頭頭に無くても、現実問題として禿げ頭であるから毛頭頭にない事になる気安さからついつい陽だまりに立ち寄ってアズマネザサの長い稈を片手に虫追いしたのが功を奏した、というより今日はようやく二つ池の埋め立てが終わった安堵感で日向に出向いた格好なのだが、まだまだ天も神仏もアッラーも見捨てなかったのだ。わざわざご褒美を出してくれたのが何よりの証拠で「論より証拠」ではない「ロン!より証拠」だった。しかしさすがにくたびれて温泉に浸かりたい。




雖覆一簣、進吾住也 2

2022-12-21 | 水辺環境の保全
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 前日に底の泥を浚い仕切り堤としたのがようやく功を奏して通水を遮断でき埋め立て地内の水位が下がっていた。狭められた二つ池は漏水部と切り離された事で満水位を保ったままオーバーフローから水を出している。下棚への流路も久しぶりに流れが戻ったのだ。
 それは良いとしても肝心なのは埋め立て土砂の調達である。沈泥部の浚渫土を運び陸地部分の瘤を削って調達してみても大勢は不足である事に変わりなくジグソーパズルの無くなったピースをどうするかの様な塩梅なのだ。

 前日に考えたのは一輪車の荷台を外して運搬船として浮かせればジョレンの3~4浚い分は載せる事が出来そうに思えて、それで対岸近くの泥浚い分を運び調達する予定だったものの「初霜・初結氷」の日となった結果、胴長装着しても水域に入る気にはならず高い部分を崩し運んでお茶を濁したのだ。まっ、当然水も濁ったけれど何ら差し支えはない。
 作業開始直後は指が痛いほど冷たくて保温手袋装着の必要を感じた。生憎、保温手袋は自宅なので時折ポケットに入れて温まるまで足踏みしつつ辛抱辛抱。傍から見れば尿意や便意で切迫中みたいな様子だったろうなあ。実態は「漏水切迫中」に他ならないからほかっておけないだけなのである。

二点位置流「昆虫すこいぜ!」

2022-12-21 | 小父のお隣さん
 S先生が飼育下で終齢幼虫まで育ったアサギマダラの幼虫をフイールドまで持参し見せてくれた。野生下の大きな幼虫は見たことが無く蛹化体は一回だけの視認に過ぎない。それも脚立に上がっても手が届かない高さで会った故に「写真だけ」と言った方が正しいかもしれない。

 現在、フイールドで視認できる幼虫は2齢程度なのかどうか30mm程度までは育っているのだが室内飼育の写真の幼虫は蛹化直前の行動を見せているらしい。環境が整えば健やかに育つけれど外には出せない季節である。
 食草園の個体は高い場所に居るから探る事も出来ず見上げて判明したのが写真の個体だ。逆光になって補正をかけたけれど明確には写せなかった。

 室内で飼育蛹化させるとすると早春前に羽化するそうだから放蝶は適わず、しばらくは糖蜜を与えて飼育しなければならないとの事なのだが小生には斯様なお世話はとっても無理である。室内飼育の成長が早いのは桜の開花のように積算温度と外気温で決まるような気もあるけれど所詮は素人の妄想だろう。
 それは別にして雅な貧乏米作農家の生まれと育ちでは牛や山羊の飼育は出来ても繊細な生物の飼育は無理でまあ、何よりも勝手知ったる百姓仕事が無理が無く、人それぞれ「持ち味」に添った生き方が高齢者には気楽であろうし望ましい。