トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

棚田部の護岸補強

2022-12-12 | 水辺環境の保全
 先日、棚田部の孟宗竹の護岸材を丸太材に交換したが一辺を通すには足らなかった。この日は伐採し林内に玉切りのまま放置してあったスギの丸太3本を林道に落として棚田まで曳いた。急斜面を転がすには材が長く、結局は斜面を曳くしかないのだが安全な上部で曳く訳にもいかず「丸太もろとも」とか単独転落とかの危険が高い斜面下から丸太を曳かなければならなかったのだ。ベクトル方向は我が身に直撃するような位置関係であるから一挙になんて芸当は最大のタブーである。
 ともかく安全に林道に落とした。後は緩い傾斜の林道を転がしてやれば近くまで走る。林道から堤までは鳶口の出番で打ち込んで曳くにしても柄の端を握り曳く以上、鳶口が外れた場合、胸部を強打すれば心停止もありうるからやはり気が抜けない。

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 堤上に並べたら長さは2本でぴったりと収まり仕上がるのが分かった。とりあえず2本を据えて余った時間を浚渫土の山を掘り崩し堤の上端部拡幅に用いた。これで歩くのも楽になるし堤の強度も高まる。土を新たに盛った部分にはチカラシバの種子を削ぎ採りバラ蒔きしておいた。どれだけ発芽するかは不明だがチカラシバの根張りは強固だしイネ科であるからバッタ類の食草にもなりやすい。我ながら「いい案である」と独り言ちである。まあ、姥捨て山ボッチの身では当然そうなるソーダカツオなのであった。
 いーや、ソーダマケオかもしれんが負け爺魂で頑張った・・・拝。