トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

年の瀬の開花

2022-12-31 | 小父のお隣さん
 年内最終の水見回り。穏やかな日が続いているがトンボ池脇の陽だまりには既にトンボの飛翔は無い。25日以降の気温では最終日の記録達成かと期待したものの残念賞であった。
 とは言え上の池畔のウメの樹1本は開花していた。日当たりが悪い場所なのだがそれでも開花したと言う事はこの樹の個性なのだろう。挿し木で増やし日当たりの良い場所に定植すれば師走の梅見が出来そうに思えるものの、想うだけであって行動するほどの魅力は感じない。
 歳相応、世代相の出来事のあった寅年であったけれど「年々歳歳人同じからず」を改めて感じた年でもあったのだ。

       

**観自在菩薩

2022-12-31 | 番外編
     子宮から地球へ 地上から天上に
     星屑からいのち得た我ら
     塵は星に 星は微塵へ

     君は広大無辺の中
     望遠鏡で無限の虚空 顕微鏡で素粒子界の深淵
     深淵からは虚空 虚空からは深淵
     虚無を透してあなたが観える

     現在過去未来 悠久だけがそこに在る
     すべてを包み すべてを生ず空
     君は寂静となり 未来永劫いつも全てとなった

     父母知らずとも 良き伴侶を得
     星々を産み煌めさせた君
     すべてを呑み込み すべてを生み出す
     ブラックホールのジェットのようだ 
     われら山仲間もいつかはまたひとつ鍋           我が青春の友「おやじ」に捧ぐ