トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

冬眠まだかい⁉

2022-12-13 | 小父のお隣さん
 水辺で補修作業の折々にニホンアカガエルが枯草の塊の中から飛び出してくるのはまだ珍しくも無いけれどトンボ池横やエノキ林の下草の中から飛び出してくるのには驚かされる。冬眠するに適切な場所とは言えない場所であるからだ。
 とは言え寒中、氷が張った水中で産卵するような強者だから初霜も来ていない気温下ではどうて事も無いのだろう。この時期の個体は一見して性別の区別が容易だ。生まれた時からスッポンポンのままであるからしても性別は分からないが冬眠前のメスの腹部は卵体で膨れて来る。もうこれだけで性別判定が出来る。何と小生は賢いのだろうと自ら「いい子いい子」する気分になるのだった。
 しかしながら現実を現世を直視すれば「いい孤いい孤」の孤爺だった・・・。

 よゐ子で無かった頃、刈り取りの終わった田んぼでアカガエルを見つけては穴を掘り短い稲わらを格子にしてカエルを閉じ込めて遊んだことを思い出す。どういう訳かトノサマガエルやションベンガエルではないアカガエルの記憶だけなのだがアカガエルが寒さに強かったという証だったのだろうか。早春、雪が消え始め水溜りが出来た田んぼに卵塊が多数あったのだが当時はアカガエルなのかトノサマガエルなのか知る気も無かったように思う。
 今では産卵場所を設え整備するのが初冬の作務で生物生産緑地は食料生産緑地でもある。