トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のエッ!品「はったい粉のビスコッテイ」

2022-12-10 | 何よりの楽しみ
 ビスコッティはスイーツなのかパンなのかお菓子なのか判らずに手を染めている小生なのだがバカボンのパパは「それでいいのだ!」とおっしゃるから良いのだろう、と責任を預ける。
 朝食後、本格的に「しょうゆの実」を仕込んだのだが10時過ぎには手持ちぶたさになった。雨降りだし図書館は連休で午後も退屈膝元男では精神衛生上悪いし、何よりも耄碌が進行しかねない。そこで立ち仕事として残り1本になってしまったイナゴのビスコッテイの後釜を焼く事にした。

 材料を揃えてみれば卵が無い。はったい粉の賞味期限は直近で輪ゴムを絡めたきな粉の賞味期限は7月でとうに切れている。それでも我が口に入るだけだからといささか怪しい調合になった。例えれば白雪姫に毒林檎を用意している魔女みたいなもので、まあ、こちらは魔爺に近いからマジやばい。一番やばいのははったい粉もきな粉もグルテン少な目で薄力粉に劣る。その上繋ぎになる卵が無いのだから結果は押して知るべしだったけれど雨の中近くのコンビニに行く気にもならず大事な材料を欠いたままの製菓となったのだ。
            はったい粉      120g
            残りきな粉       70g
            キビ糖         50g
            黒ゴマ      大匙  1
             BP       中さじ 1
            シナモン      中さじ 1
            脱脂粉乳        適量(卵が無いしこれも賞味期限間近)

 ふるいながら粉体を混合。スキムミルクは生地の具合を見ながらの添加である。生地を伸ばす段になって先端部が次々と割れて来る。これをスプーンで整えながら広げたのだ。
 1回目は予熱170℃20分、粗熱を取ってから切り分け切り口を上下にし予熱150℃30分としたが切り分ける途上で割れて来る。BPも少し多めに入れてはみたもののグルテンを欠く性質上、ガスが逃げて膨張しない固まらないビスケット風な出来上がりだった。

       生地出来上がり  ➡   1回目の焼き上がり

 それでも味わいは砂糖を大幅に減らしたとは言え香ばしく美味しさもある。これでポロポロしなければお茶うけには合格だった。高齢ともなるとそれでなくとも喰いこぼしが増えて来る。口に持っていく途中でも崩れるようなビスコッテイでは夏場には食べれない。時間を置かずして蟻の行列がリビングに出現する。
 とは言えアリは出てこないし賞味期限切れの材料は口に収まるようにしたしまあ、歳はとってもSDGsは忘れんわい。