トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

二点位置流「昆虫すこいぜ!」

2022-12-22 | 小父のお隣さん
 12月も後半に入ってアサギマダラを撮影出来るなんて思ってもみなかった。作業を終え習慣的にトンボ池に足を向けて食草園の脇で見つけたのだ。地上に降りていてツッツモッツ脚を動かしているから「もう飛べないのか⁉」と思いつつ翅を見るとやはり傷みは大きい。
 しかし撮影をして更に接近し写そうとして動いた瞬間に飛び立ってしまった。翅の破れは酷いけれど飛翔は素早かった。そうだとしても渡りを終える可能性は少ないだろうし、どこかで捕捉されエネルギーに取り込まれるのだろうが、それも輪廻の中の事象に過ぎない。このあと5日ぶりにマユタテアカネも観たのだ。埋め立て作業も無事終えたし今日は良い日だ。
 それにしても水域は氷結したままだし吸蜜する花とて欠けたフイールドではエネルギーの補給さえ出来ないはずなのに「死ぬまで活きる」という遺伝子は立派で百獣の王は獣のまま考えの足しも出来ん。




雖覆一簣、進吾往也 3

2022-12-22 | 水辺環境の保全
 16日、この日の最低気温は1.8℃で前日より僅かに上がったものの体感的には似た様な気温で水域は前日のまま氷結している。埋め立て作業が続くものの埋め立ての用土に事欠いて老いたベルテルの悩みは其処にある。水底の泥土を浚うとしても水域には立ち入りたくない気温で、結局は埋め立てた後には不要となる現在の堤を削る事にした。
 とは言え十分な体積を確保できないのは見た目で判断できる状態でもあるからやはり悩みは継続したままなのだ。

 スコップで掘り取ると深く採り過ぎるし鍬で削るのも打ち込むたびに軟土なので鍬先にくっついたままで落とす手間がストレスになる。結局はスコップで薄く削りながら採土となった。タイトルには「一簣」とあっても実際はスコップで削いで埋め立てるのであった。まあ、この水商売は剥離多排、自転車操業である事に変りはなかった。
 昼近くになってトンボのお出まし時間にもなったからこの日の作業を終えたのだがまだ半分が残っている。埋め立てる用土をどこから調達しようか「無い物ねだり」は承知だけれど、やはり池に立ち込み泥浚いで調達するしかないようだ。

 ⇩