浸食溝を埋め戻す土を採掘し、あわせて泥水池の拡幅を目論んだ。侵食溝上の水面積は考えていたより小規模になったけれど、埋め戻しと堤の造成に予想より土の量が必要で、結果的には土を採取した部分の水面積が広くなった。思わぬ誤算でも全体として水面積が増えたのだから言うことは無し。
区切りをつけたくて必死で土を掘り固めた事もあり、なんとか水を張れるまでにたどり着いたが、堤の法面を叩き板で叩いて固めるところまでは気力が持たなかった。法面の部分に更に土を補充して堤の護岸に埋めた丸太の固定に杭を打てば完成なのだが、とりあえずは降雨で出水しても安全圏である。
眼鏡に汗が流れるほど発汗したが、完成の目途がついたので気分は良い。帰路はドリンク1本補給で自画自賛のご褒美。
穂垂る日を見れぬ棚田のホタルかな
つんつんと風を捉えりアカトンボ
イトトンボ重い重いと身を運ぶ
ばっと浮き風と向き合う竿の上
水叩く尾から散りゆく卵かな
暑い時期の作業を少しでも快適に過ごしたいと、作業衣も作業衣専門店で販売されている物や、吸湿速乾素材のTシャツ、ジョギング用半袖など試してみた。しかし半袖などの皮膚の露出の多いデザインは不適だから、半袖の場合はアームカバーを併用している。
このアームカバー、作業衣専門店の品物は半値だが蒸れる。接触冷感・吸湿速乾などと謳っても有名メーカー製のスポーツ用品には敵わない代物だった。
いわゆる洋服のデザインは袖の開口部が小さく風の通りが悪いから、そこで考えたのは伝統的な和服の農作業衣だった。作務衣は作業に適うのだろうが筒袖の長さが暑苦しい。甚平の上着は涼しいけれど生地が作業に向かない。伝統的な作業衣用布、例えると「亀田縞」などの品が欲しいのだが入手は難しい。
機能性繊維で織り上げた和服地などないだろうから、中古衣料の子ども用の浴衣を購入し丈を詰め、帯を外して結び紐で閉じるようにした。甚平も作務衣も気になるのは胸元のはだけ様だったから、ボタンホールを一個つけ、はだけ無いようにして完成したのが写真の上着。
生地の丈夫さは満足のいく品質だが、炎天下の衣類内気候が快適なのかどうかは判らない。これにアームカバーを着けて作業すれば、衣服内の換気性能は洋服より格段に上がると踏んでいるのだけれど、着用した姿が、少々ダボシャツ風になってしまうのが気になる。
これで不快ならと、濃紺の作務衣を五分袖にし、スズメバチ対策に脱色した上着も用意した。早く天気になーれ。
棚田の風倒木処理をした。倒れた部分の早苗は全滅状態で、樹の枝も深く水田に潜り込んでおり、引き抜くのに苦労した。田の中に立ち入っての切断作業は足場も体勢も取り難い。
足を取られているので瞬時の対応が不可能で、チェーンソーも田んぼの中に落としたが、これは機器トラブルに繋がらなくてほっとした。しかし、ほっとしたのも束の間、チェーンソーサイドバーの取り付けボルトが破断して切断作業は出来なくなった。もう少しで田んぼ内の枝を総て引き上げることが出来たのに途中で撤退せざるを得ない。
活動していても谷の最奥部で、風が全く入ってこない。前夜の雨で湿度が高いこともあって、全員全身汗まみれになった。今期最大の発汗量だったろう。
大樹に寄るも 小沢の水も
喉も渇くが 名も欲しい ハアコリャコリャ 渇某
永田には極楽トンボ住むと云う さくらの園
押すプレイ内憂外患凝りばかり 指圧死
スクラップ安堵ビルドは師に学び 棄業禍
党人は同せず和せず 感自嘲
「国民の生活」改め「酷民の生渇」 不実一路
南極を正極にする穀潰し 三党兵
党徒等は稚児のごときにせせり合う胸の御陣火くすぶるままに トロル