トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

チェーンソーの整備

2019-02-14 | 今日は真面目に
 玩具作りは一段落させ、フイールド作業を始めなくてはならない。動力機器での作業、とりあえずは辺縁部の刈り払いを実施して威之志士様の見通しを良くするようにボランティアをしよう。
 それを終えれば林内作業で水辺の補修用の材採りが待っている。それに用いるチェーンソー2台の整備をしてみる。
 フイルターとブレーキ内の清掃と刃の研磨である。清掃は分解しエアーで吹き飛ばすだけだから苦もないものの、いつも悩むのは刃の研磨である。刃研ぎに必要な道具はあっても腰を据えて研ぐ事など少ないので癖がついてしまう。
 ゲージ付きのダイアモンド電動刃研ぎ器で研磨しても左右対称に刃先を揃えにくい。結果として切断すると左方向に入っていく傾向があるのだ。左右の刃の切れ味が異なる、つまりは成形が悪いに尽きるのは承知していてもなかなか治らない。

 今回は電動刃研ぎ器を使わず手仕上げに徹してみた。切れ方の確認まで行わなかったけれど、ゲージ付きの電動だけで仕上げるのも難があり、手仕上げだけでも難があり、「じゃあ、どうすればいいの思案橋」てなもんや三度笠…。

      手仕上げで調整する       右刃と左刃の減り方が異なる癖

サギはツミか…

2019-02-13 | 今日は真面目に
 今回の事案に限定すれば「サギはツミでない!」と断言できるであろう。その根拠は残された両脚から胴体の大きさはツミより大きいのではと推測できるからで、残骸の脚の長さは30㎝近くもあった。
 ツミが捕食者だとすると自分の身体より大きいサギを捕獲した事になるし、そういう場合もあるだろうが小生は無理をしない。捕食者と言えども自分が傷つく様な振舞いは避けるだろうし…。この「捕食者は猛禽類」の判断は性急すぎるが、獣類よりドラマチックに思える。

 時折は目の当たりにする猛禽類の食痕はせいぜいハト程度までしか見ていなかったので、今回のサギは狩られた中では最大の食痕を残した事になる。両脚はほとんど骨ばかりのようだし飲み込むのも長すぎる。頭部や胸部の骨格が残っているかと周囲を探したが見つからなかった。
 野生状態でフードロスを発生させるのは論外であることは容易に想像がつく。きっと豊かな食卓だったに違いない。
 まあ、14日には数日早いけれど嬉し哀しいバード体デーだったかもしれぬワイ。

 トンボ池の沈泥路     南側斜面    水路内の両下肢

ニホンアカガエルの初見…でなくて

2019-02-12 | 小父のお隣さん
  トンボ池の葦抜きをしていた時、ニホンアカガエルが現れた。初見は数日前に済ましての初撮影である。「だからどうだ」と言われれば変える言葉も無いけれど背を向けて逃げ帰るだけである。

 このカエルも背を向けたままたじろぎもしない。ケータイを15センチ近くに近づけても泰然自若で怠爺自虐の小生は見習う事が必要か・・・。しかしなんだなあ、「耳従う」なんて事はなかなかできん。

                           

                 アカガエル泥にはまった爺こっち 

ニホンアカガエルの卵塊増えていた!

2019-02-12 | 小父のお隣さん
 冬季の様にいい加減な水見回りが出来なくなった。言わずと知れたニホンアカガエルが一か月も早く産卵したので水切れが起こらないように漏水と送水を管理せねばならない。
 今日も作業の終わりに水辺を巡回したのだが、注目ポイントは卵塊の有る場所である。最初のトンボ池で前回より増えて5塊、二つ池でもさらに増えて6塊あった。都合11塊産んだ事になるのだが、例年の時期より早いから晩生の産卵があるかどうか気になるところではある。

 昨季は14塊程度だったと記憶しているが、すでに準ずる数になっているし、威之志士様の捕食は味をしめて増えるだけだろうけれど全体として産卵数が増せば安心材料である。今のところ卵塊がお持ち帰りされる被害は無いけれど、トンボ池の産卵部がヒキガエルの産卵部と一緒になってしまったので影響が有るのか無いのか気掛かりではある。

 どちらの池も1平方メートル程度の水域に卵塊が集中している。例外もあるけれど産卵日が異なってもその微妙さが驚きに値する。
 水辺を設えて5年ほどでヒキガエルの産卵が見られるようになったけれど、ニホンアカガエルが産卵してくれるまでには10年以上を要した。山を越えた海岸部に生息地があると言う情報は知ってはいたが見た事は無い。「私、待つわ。何時までも待つわ云々。」なんて歌謡曲の世界だ…。

        二つ池の産卵部          トンボ池の産卵部

二種類のバードフェーダー

2019-02-11 | 何よりの楽しみ
 冬季の給餌はミカンと玄米で済ましていたのだが、今期はミカンだけである。玄米はたっぷりあるけれど面倒に感じるようになったのは「寄る年波」あるいは「由る年波」か。個人的には「歳並」がふさわしいと思いつつも漢字変換では出てこない。

 給餌するのは野生のキビキビした姿が「美しい」と思うからであるけれど、たまたま北欧のお宅にお邪魔した折り、ベランダでコーヒータイムにあずかったのであるが、そこにラクビーボール形のスプリング式バードフェーダーが設置してあり、手の届くところなのにカラやヨーロッパ家スズメなどが取り付いていた。
 中にはピンポン玉大の穀物ボールが数個入っており、盛んについばんでベランダの人間を恐れる風も無かった。小生としてはこのバードフェーダーが欲しかったけれど近くに店は無く、帰国してからクリーニング店からついてくるハンガーをばらしつなげて作ってみたのだ。ハンガー1本では長さが不足であった。
 ネットで探してみたら英国製で似たようなものはあったけれど円筒状で気にくわなかった。ラクビーボール状が望みなのである。

 あのおり、穀物ボールの作り方も教えてもらっているし通販で手に入るのも確認したけれど、、雨の当たらない窓際にフランスパンを入れて下げておいたものの立ち寄ってくれず、やむなくリンゴの枝にミカンを入れてぶら下げたという顛末になった。

 数年、使いこんだ鳥かご形より枝につるしたラクビーボール形に来る回数と時間が多いような印象で、理由は分からないものの揺れる感じが自然に近いと思っているのだろうか。どちらにせよ花だより頃までは姿を楽しめるだろう。
 あの現地で見たフットボール形は次シーズンまでには入手して使ってみたい。このスプリング式は給餌が楽なのだ。

          使いこんだ鳥かご形      模倣したスプリング式

カエルの産卵床を整える

2019-02-11 | 今日は真面目に
 長柄のジョレンの試し浚いを分水部の沈泥部で行った。立ち位置を移動せず泥浚いと畦への集積が楽である。何せ手を伸ばせば3m先から泥土を寄せられる。スコップ作業より格段に楽なのである。

 それはともかく早速に棚田と二つ池の前季まで産卵を確認できた区域の泥浚いをして水底を整えた。浅くても深くても駄目で、オタマジャクシになった後の事も考えると綺麗過ぎもいけないのだ。威之志士様が水際を掘り荒らさなければ産卵場所が埋まる事もないのだけれど、水際の湿った部分はミミズやカエルなどが豊富なのだろう、初冬までは荒らされ放題になる。
 春先は筍目当てに竹林で跋扈するようになるから、今、泥上げして水際に盛ったとしても卵がかえるまでは安泰だろうと希望的観測をしている。

 棚田はヒキガエルが産卵しニホンアカガエルは産卵していない。明るい空間である事が理由かどうか分からないけれど、おおむねヒキガエルは北側の日当りの良い水辺に産卵し、ニホンアカガエルは尾根の影になる南側に産卵する傾向があるのが経験則で、そのため産卵床を整えるのは両側になる。
 長柄のジョレン1本で泥を引き寄せるだけで始末できたけれど、数日前に今季初めての刈り払い機作業と真竹の集積を行った結果、両肩の傷みがぶり返して辛い。

 棚田の産卵部        ➡  二つ池の産卵部

長柄のジョレン、再度の作り直し

2019-02-10 | 今日は真面目に
 泥浚いに重宝している長柄のジョレンだが、アルミの伸縮柄が折れて短くなってしまったのを使い続けていたけれど、柄を回して固定する機能が弱くなって度々緩むようになった。伸縮長さも50㎝程度では大した差も無く、今回、大幅に作り直した。

 ジョレンの木柄に打ち込んだアルミの柄が抜けず、これを活かしてパイプを接続した。市販のジョレンの柄は3尺、使用してきた再生品は6尺、今回は9尺の柄になった。これ以上の長さは必要ないだろうし、この長さがあれば泥水池の中央部に立ち込まなくても泥浚いが出来る。

 池の水際では立ち込んでの泥浚いは移動せずに行えるから通常品で良いけれど泥を陸に運ぶために泥中を移動するのは効率が悪く楽な作業でもない。
 この長柄のジョレンを使用すると移動せずとも足元から池の中央部まで浚う事が可能となり、小生的には大助かりの長柄なのである。今回の長柄は既製品の3倍あり、強度も今までのアルミより向上し使い勝手も良いはずだ。

 柄の比較    補正用中子を作る  ➡   合わせて確認

 上手に嵌入  ➡   接合部固定  ➡   新しい長柄完成

動物積み木プレゼント用

2019-02-10 | 何よりの楽しみ
 動物積み木にシャチとクジラを加え、イベントで残ったピースも含め15種92体を巾着袋に収めて完成した。
 92体と言う半端な数字で100体に揃えたい衝動があるけれど、付き合い始めると脱線が終わらない。今回の積み木製作はこれできりをつける。

 思えば我ながら良く切り出したもので、怪我をしなかったのが幸いと言わねばならない。トータルすれば270体は切り出して面取り加工と磨きを行った勘定になる。そろそろ山の作業に視点を向けないと適期作業が遅れて行くばかりだ。

 一言で言えば「満足満足」となるけれど、用途に適したブナの端材も尽きてしまったし、イベント当日、ブナの端材を頂いた工場に寄ってみたものの集成材の端材ばかりで創作意欲が湧かなかった。
 厚手の端材を持てるだけ頂いたものの、用途が決まるまでは拠点で埃にまみれるのだろう。

    クジラ、シャチを加え並べてみた   ➡    巾着袋に収納し完成

芋穴ばっかし…

2019-02-09 | 小人閑居して憮然
 姥捨て山に放られて言うのも何だが、猪の跋扈許すまじ、政府省庁お役人のの欺瞞隠蔽頬被り許すまじ、とボヤいてみても辺縁部を刈り払い見通しを良くしておくくらいの手段しかない低所得高齢弱者では作業で汗ばむのが唯一のストレス発散である。芽だし前に刈り払いを済ませたかった辺縁部の刈り払いを済ませたのだが、至る所に「芋穴ばっかし」で危ない事危ない事。これでは草が覆てきた環境下では事故の元になる。

 ゆくゆくはウルシを植樹したくて刈り払いを継続している辺縁部なのだけれど、真竹を除伐し下草を刈り払い、実生の広葉樹は一時的にせよ「坊主にしない」という考えで残してある環境は山芋の生育にも適っていると見え大小様々な蔓が茂っていた。
 これに目をつけて、ここ数年「山芋盗り」が多数入り込み芋穴を埋め戻さないのがお約束で危なくてしょうがない。埋め戻しを容易にするため掘りだした土をまとめてあれば埋没させやすいが、元から埋め戻す意思など無い山荒氏の所業であれば、威之志士様に同じで掘りだしている時点で土は散乱していく。

 一旦散乱させると掻き集めるなどもってのほかで、ツルハシで肩から崩して埋め戻すしかない。現況ではそこまで手出しすると作業が回らないから放置したままだけれど、夏の刈り払い時何度嵌った事か…。
 山芋にしろタラノキにしろ、採集しない小生にしてみれば危険と鬱憤をもたらす惨菜、そう、山災の元凶に思えてくる。

            

                日の本や芋穴ばっかし荒れし山 クズ芋残ったクズ芋残った

タナゴが姿を見せた…

2019-02-08 | 何よりの楽しみ
 出かけようと池の端を通った時、タナゴの泳ぐ姿が見えた。昨年末から姿を見せなかったタナゴである。姿が現れたからには給餌もせねばなるまい、と浮上性でない沈下性の餌を撒いておいた。帰宅し池の端を通った時には10匹程度が餌を突っついていたものの直ぐに隠れてしまった。警戒しなくなる頃は桜の頃だろうか。ドジョウは姿を見せてくれなかった。

 砂泥の中からはドブガイの一部も見えているから水中の生物も動き始めたのだろう。そろそろ産卵の準備もしておく必要があるが、その前に貝への給餌も開始せねばなるまい。水温を測ったら8℃で、それほど温度が上昇した訳では無いのだが太陽高度と関係しているのかどうか、まあ、小生には判らない事ではある。世話役の爺としては「苦しゅうない」くない時期が始まった。

 ヨシノボリに二枚貝の幼生を寄生させるために同居させているが、4ℓのボトルの独房を引き上げてみた。冬の間、給餌はしなかったけれど元気だった。狭い独房で何を食べているのか不明だが、時折は肉食魚用のペレットを入れる。モエビやカワニナなどの侵入生物を餌にしているものとみているが、推測に過ぎない。

辺縁部の刈り払い

2019-02-08 | 今日は真面目に
 気掛かりだった辺縁部の刈り払いを済ませた。「いつかは植樹」と広葉実生樹は残しつつ刈り払いを年に一度程度だが細々と行ってきた区域である。もっとしっかりと刈り払いや選択的除伐を行いたいのだが年々作業頻度は貧しくなるばかりで、それでも希望はつなげたい。

 真竹とのせめぎあいがある辺縁部なので親指程度の径の真竹が1年で乱立する。これにつる草が絡まると見通しもなく夏季の刈り払いはスズメバチなどが恐ろしくて作業に入りたくない。結局、冬枯れの時期に作業するのだが、足元の芋穴も判明しやすく夏草の繁茂期より安全でもある。

 侵出してきた真竹は全伐しているが、この片付けが厄介で、刈り倒したままだと次の作業の邪魔になる事甚だしい。今回は翌日半日かけて真竹を集積した結果入りやすくなって、なおかつすっきりと見える。落葉広葉樹の本数も増えて初夏には半数ほどを選択的除伐しなければならないだろうが、 ただ、その時に作業に入れる環境かどうかは何とも言えない。全てはその時の現場次第だ。

           ➡            その奥

新たな卵塊

2019-02-07 | 小父のお隣さん
 カエルの産卵床を整備する。棚田も二つ池も水際は威之志士様のご蹂躙で見る影もないのだ。昨季、整えず産卵期に入ってしまい、浅い水溜りに産卵した後に送水が滞って干上がり寸前にまでなってしまった。その轍を踏まないためにも手出しは必須なのである。

 それで二つ池の泥浚いをしている時に新たな卵塊が中央部にあるのを見つけた。握りこぶし程度の卵塊だったから推測では初産だったかもしれないし、通常より一か月も早い産卵だったので早産の低体重卵だったかも、なのだが根拠はない。
 二つ池の卵塊は泥浚い作業中の発見なので濁りが到達して観にくくなった。この泥浚い中に一瞬だけアカガエルの姿を確認できた。初見でもあるし撮影したくて泥中を手探りしてみたけれど触れる事もなく頓挫。

 それでも2卵塊を見出した事で、これに味を占めトンボ池も見回ってみたら更に二つの卵塊を確認できた。これで五つの卵塊があった事になる。週末は歴史的寒波が到着すると言う予報もあるから、これらの卵塊は低温に耐えられるのだろうか気になっている。非常事態と認識し自宅の水槽に緊急避難する手もあるが、さてさてどうしたもんだろうか…。自然のままに任せるのが賢明かどうか揺れる。

  二つ池の2卵塊    トンボ池の2卵塊

動物積み木の収納袋

2019-02-07 | 何よりの楽しみ
 プレゼント用の動物積み木はスーパーの袋に入れておいたのだが芸が無い。箱に入れるより収納整理移動に楽だろうからと巾着袋を作ってみた。
 布地は新たに購入せずとも一昨年に帽子やズボン、スカートの類を作った残り布地があるから使用した。大きな面積ではないものの捨てるには惜しくて残していた端切れで、今回丁度良く収まった。

 口を締める細紐がなくてミシンで作ろうかと思っていたところで、アウトドア用の靴紐があるのを思い出して使ったが、細く丈夫な紐だから子どもの手には痛いだろう。そこで布地を織り縫って取っ手にしてみた。これで引く紐を間違える事もなくなり持つにも痛くないだろう。

 布地が不足していた事もあるけれど共布でなくアンパンマンとトーマスのプリント生地を縫い合わせた。子どもが喜ぶかどうかは別にして爺我自賛、まあ、独善先行押しつけに近いか…。まあ、えてして小人はお上に準ずるものである。
 縫い合わせる時、裏表で縫い合わせてしまい、リーッパーで目解きをする破目になった。にわか仕立ての御針子、いいえ、お針爺ではそんなもん。

 出来上がってみればそこそこの品質、今回は丁寧にアイロン掛けしながら縫いアイロン掛けては縫い付けたので見た目もしっかりしている。

 裏表で縫った   ➡   袋の完成  ➡   積み木を入れてみる

動物積み木にクジラ類

2019-02-06 | 何よりの楽しみ
 最初の6体  ➡   大きめに再製作の5体。下段
 プレゼント用の動物積み木に海の生物がいないからイルカを加えておいたのだが、イベントも終わり室内の片付けをしつつ端材が残っているからクジラとジャチを3体づつ切りだしてみた。

 撮影のために並べると実物の大きさの比に反していてイルカが一番大きい。シャチとクジラは小さく見える。これは三角形の端材の中に描ききれる大きさに由ったもので、湾曲していると三角形の中にうまく収まりそうだけれど材料の廃棄率が高まるので、結果として小さめ、直線に近い形態は底辺の長さを活かせるので大きめ、そんな結果でもある。

 サイズ比較のためのライターを置いて写そうと思っていたけれど失念してしまった。新たに撮り直すほどの事もないからそのままアップしたのだが、ライターより幾分長いサイズだ。
 しかし一夜明けて作り直す事にした。同一縮尺で制作はしていなくても見た目が納得できず落ち着かない。ただ同じ三角形の端材には収まらないので、手元で使えそうなのは集成材だけであり、それで制作したが加工の容易な事容易な事、あっけなく完成してしまった。

 心配は集成材なので耐久性が分からない。とは言え遊び飽きる頃までは持つだろうの希望的観測…。山桜が欲しかったけれど製材しなければならず、そこまではやり切れん。フイールドが手入れを待っている。

ニホンアカガエル産卵した!

2019-02-05 | 小父のお隣さん
 3月に入るとカエルの産卵が始まるから、その前に産卵場所の整備もしなくてはとトンボ池に行った。冬の間に繁茂したアマモ状の水草が水面を覆っている。これでは卵の日当たりが悪い。少しばかり抜き取ろうかと脚を入れるその瞬間、思いとどまった。ニホンアカガエルの卵塊がひとつ見えたのである。

 立春の4日、前夜から降雨で気温も21℃程に上がり、もしや産卵があるかもと水辺をまわったのだがトンボ池は見回ってはいない。ニホンアカガエルの産卵はヒキガエルの産卵場所と異なり、おおむね尾根の影になる場所を選んで産卵していたという経験則があったためもあるが、通常の産卵期は3月初めなのだ。
 今回の産卵場所はトンボ池の北側の日当たり良好な水域で、ヒキガエルが多く産卵してくれる場所でもある。今回の卵塊はひとつだけれど1が月も早い産卵でもあるから場所を選んだ結果かもしれない。

 既に立春は過ぎて氷結する心配はないだろうが、心配なのは「お持ち帰り」される事で、この水域で初めて卵塊を確認した年は、数日で卵塊は消えてしまった。残ったのは泥中に足跡だけで、今回も早すぎる産卵で1塊だけなので心配が増すばかりだ。