コンビニの雑誌の棚に「Frau」という女性月刊誌(講談社)を見つけ、即購入。
「Frau8月号」は、「感謝台湾 ありがとう、台湾!」という特集を組んでいる。東日本大震災に対して台湾から170億円もの義捐金が届けられたにもかかわらず、日本政府は公式に台湾政府にお礼を言わなかった。これに疑問を感じた、Frauの編集者が、ふつうの日本人として台湾の皆さんにお礼を言いたいという動機から、この特集が組まれたという(※)。日本政府だけでなく、「朝日」やNHKなどのマスメディアも、台湾からの義援金をほぼ無視した。心あるマスコミ関係者にとっては、これに強い憤りを感じたことだろう。講談社の中に、「感謝台湾」の特集を実現させた人達がいるという事実は、マスメディアに対して不信感を募らせる我々にとっても朗報だった。
※ http://blog.frau-web.net/editor/
特集のサブタイトルには「訪れて楽しむことが、一番のお礼だと思うから」と書かれている。70頁以上にも及ぶ特集は、とても充実した内容。「ありがとう、台北! MAP」が付いているのもいい。
以前、「SAPIO」(小学館)も台湾特集を何度も組んだ。だが、SAPIOは政治的主張が強いので、読者の大半は男性だったはず。
逆に、この「Frau」は女性誌なので、男の目にはほぼ留まらない。女性の方が、ごく自然に感謝の気持ちをもてるのかも知れない。