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お金を取り扱うところを「銀行」と呼びます。なぜ、「金行」と呼ばれないのでしょうか。その由来は以下のようなものです。
唐時代の中国に、銀製品を販売する店が出現し、「金行(金製品を販売する商人)」に対して、「銀行」と呼ばれていました。「行」とは中国語で「仲介業、仲買商」という意味だそうです。
その後、精製技術の進歩により、銀の産出量が金よりも多くなると、貨幣の主流は金貨から銀貨へ変化しました。
さらに、貨幣の使用が増えると、大量の貨幣が必要になり、ますます銀貨の方が普及しました。
そのため、銀行は経済の中心となる金融機関へと成長しました。産出量が原因で銀は金よりも安価になりましたが、貨幣としては金よりも普及し、銀貨は経済の中心になりました。そのため、お金を扱うところを「銀行」というのです。
日本でも、明治 5(1872)年 制定の「国立銀行条例」の典拠となった米国の国立銀行法(「National Bank Act」)の「Bank」を中国にならい「銀行」と翻訳しました。
それでは、英語「Bank」の語源は何でしょう。ラテン系の言葉では「Banco」というそうです。「Banco」とは「机」のことだそうです。机の上で帳簿をつけていたことからそのまま銀行を意味するようになったと言われています。
イタリア語で「Banco」は、腰掛、カウンターの意味だそうです。
★おまけ★
バンコ【(ポルトガル)Banco】
九州地方の方言で縁台、腰掛け、ベンチのことだそうですが、本当ですか?
したっけ。