団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の短編小説集2

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「節分は年に四回ある」について考える

2012-02-01 10:04:24 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

23日は節分だということはみなさんご承知のとおりです。

しかし、「節分」は本来、季節の移り変わる時の意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指していました。ですから、年に四回あるのです。

特に立春が1年の初めと考えられることから次第に、「節分」といえば春の節分を指すものとなりました。

立春を新年と考えれば、節分は大晦日にあたり、前年の邪気を祓うという意味をこめて、「追儺(ついな)」の行事が行われていたわけで、その一つが「豆まき」です。平安時代の儀式で、鬼に向かって、三石三斗のいり豆を投げつけて追い払ったことから、豆まきをする風習が生まれたといわれています。

追儺」とは悪鬼・疫癘(えきれい)を追い払う行事のことで、平安時代、陰陽師たちにより宮中において大晦日盛大に行われ、その後、諸国の社寺でも行われるようになった。古く中国に始まり、日本へは文武天皇の頃に伝わったといわれています。

つい‐な【追×儺】

大みそかの夜に行われる朝廷の年中行事の一。鬼に扮(ふん)した舎人(とねり)を殿上人らが桃の弓、葦の矢、桃の杖(つえ)で追いかけて逃走させる。中国の風習が文武天皇の時代に日本に伝わったものという。江戸時代の初めには廃絶したが、各地の社寺や民間には節分の行事として今も伝わり、豆まきをする。鬼やらい。鬼追い。鬼打ち。《季冬》「山国の闇(やみ)恐ろしきかな/石鼎」

大辞泉

1 一般的には、豆まきは年男(その年の十二支を持つ生まれの人)、または、一家の主人が煎った大豆をまき、家族は自分の歳の数だけ豆を食べるとその年は、病気にならず長生きすると言われています。

「節分」では、何故豆をまくのでしょうか。陰陽五行、十干十二支という考え方あります。

風水や家相などの東洋占星術でよく使われる言葉で「鬼門」といものがあります。北東にあたる方位が「鬼門」とされています。

では、なぜ北東の方位が鬼門なのかについては、いろいろな説があります。

そのひとつに、昔の中国の道教の影響があると言われています。「冥府の神」として信仰されていた「秦山府君(たいざんふくん)」が住むと言われていた山が北東にあったことから、冥府(死後の世界)=北東=鬼門といわれています。

府君」とは道教において生死をつかさどる神とされています。

鬼門の方角は十二支では、「丑寅(うしとら)」の方角に当り、鬼の姿はこの牛の角をもち、虎皮の腰巻を身に付けています。

ここで、丑というのは12月を、寅は1月を指します。ちょうど12月から1月にかけての季節の節目に「鬼門」があるのです。鬼門は鬼の出入りする方角でこの邪気を祓うことにより、春が無事に迎えられると考えられていました。

ここで陰陽五行の法則の登場です。

Photo_2 五行とは、自然の道理を木、火、土、金、水の五元素の事を表しており、この「金」というのが、硬いとか、厄病という意味があり、鬼の象徴で鬼が金棒を持っているのもこの「金」の象徴です。

この「金」の作用をなくすのが、五行でいう「火」に当ります。大豆というのは、とても硬いという事で、「金」に当ります。すなわち鬼です。これを火で煎る(射る)と同時に、豆まきで外や内にこの大豆がばらまかれます。

そして、人間が食べてしまうことにより、鬼を退治することになります。また、豆をまく事により、五行の「木」を助けるという事で、「春の気を助ける」から「春を呼ぶ行事」でもあります。

豆は必ず煎らなくてはなりません。「豆を煎る」は、「魔目を射る」ことなのです。

節分ってなんだ?鬼ってなんだ?豆まきってなんだ?について考える

Photo

したっけ。

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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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