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都月満夫の短編小説集2

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「鴨南蛮の南蛮って何?」について考える

2012-02-23 10:05:19 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

Photo_2鴨の肉」と「ネギ」を入れた「うどん・そば」を、「鴨南蛮」「鴨南」といいます。「南蛮」とは、「胡椒」や「唐辛子」だと説明しました。ここでさらに「葱(ねぎ)」まで加わりました。

「南蛮」というと、「カレー南蛮」や、「鴨南蛮」、「南蛮漬け」など色々なのがありますが、この「南蛮」というのはどういう由来でつけられたのでしょう。歴史で出てくる「南蛮人」などと関係があるのでしょうか?

「南蛮」の由来は、貿易が始まり渡来したポルトガル人が「葱」を多く食べているのを見た、当時の人が「南蛮人が食べる葱」の意味で、「葱」を指すのに用いたのが由来だそうです。

ポルトガル人は「玉葱」を使った料理を数多く食べていたのですが、日本には、当時「玉葱」がなく、ポルトガル人は代用として「長葱」を食べていたそうです。

ですから、「鴨南蛮」などは「鴨肉」と「長葱」を使った料理という意味になります。

なん‐ばん【南蛮】

?古代中国人が、インドシナをはじめとする南海の諸民族を卑しんで呼んだ語。南夷。

西戎(せいじゅう):古代中国人がトルコ族・チベット族など西方の異民族を称した語。

西夷(せいい)東夷(とうい):古代中国人が東方の異民族を称した語。

北狄(ほくてき):古代中国人が、匈奴(きょうど)・鮮卑(せんぴ)・韃靼(だったん)など北方の異民族を卑しんで呼んだ語。

?日本で室町末期から江戸時代にかけて、ベトナム・タイ・フィリピンなど、東南アジア方面をさしていった語。

? 東南アジアに植民地をもつポルトガル・スペインをいった語。紅毛(こうもう)

? 名詞の上に付いて23から渡来したものであること、またそのように異国風であること、などの意を表す。「絵」

? 歌舞伎・舞踊・操り人形などの演技で、右手と右足、左手と左足を一緒に前に出すしぐさ。なんば。なんば振り。

? 「南蛮煮」※の略。また、ネギを入れて煮たうどんやそばをいい、具によって「鴨(かも)南蛮」「カレー南蛮」などがある。※「南蛮煮」1 ネギや唐辛子を加えて煮た料理。2野菜・魚・鳥などを油でいためたり揚げて煮たりした料理。

? 「南蛮黍(きび)」の略。トウモロコシ

? 「南蛮辛子(がらし)」の略。トウガラシ

大辞泉

Photo_3 つまり、「南蛮」とは、葱など「辛味野菜」の総称なのです。これは中国でインドシナを中心とする南海諸国を「南蛮」と呼んでいたことに由来します。

室町末期から江戸時代にかけて、「タイ」や「ジャワ」など諸国を巡って渡来する人や物を広く「南蛮」と称したのです。つまり、「葱」、「唐辛子」、「胡椒」、「カボチャ」などを「南蛮」と称するのは、これらの野菜類が外国から渡来したことを意味しています。

江戸時代には、主としてポルトガル人イスパニア人を「南蛮人」と呼んだが、一説にはこうした渡来人たちが異国での病気予防のためもあって、辛い野菜を好んで食べたという説もあるそうです。

文献の中に「南蛮」の文字が登場するのは、文化8年(1811年)に刊行された式亭三馬作『四十八癖』なる滑稽本の初編に「鴨南蛮の二つも喰って」という記述があるそうです。

また、文政13(1830) 喜多村信節(きたむらのぶよ)著の随筆『嬉遊笑覧(きゆうしょうらん)』に「又を入るゝを南蛮と云ひ、を加へてかもなんばんと呼ぶ。昔より異風なるもの南蛮と云ふによれり」とあり、南蛮は葱のことだとわかります。

Photo_4 その発祥に関しても「馬喰町橋づめの笹屋(治兵衛)など始めなり」とあることから、江戸時代の後期にはかなりポピュラーだったようです。

ところで「大阪」などでは、昔から「葱」のことを「なんば」と呼ぶ習慣があるそうです。これは「なんばん」という言葉から転化して呼ばれたという説と、江戸のころには、大阪の「難波」が葱の産地だったので、その名残でそう呼ばれるという説の2通りがあるようです。

Photo

したっけ。

コメント (14)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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