都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
「朝っぱらから、何を訳のわかんないこと言ってるんだよ。もう・・・。」などと使われる「朝っぱら」の「朝」の下の「ぱら」とは何でしょう。
この「ぱら」は、「すきっぱら」、「むかっぱら」の「ぱら」と同じです。
つまり、「腹」です。「朝っぱら」は「朝腹(あさはら)」が転訛した言葉なのです。
あさっ‐ぱら【朝っ腹】
《「あさはら」の促音添加》早朝。きわめて朝早く。「あさっぱらから」の形で、もっと遅く起こるべき事柄が朝早く起こってしまった、というような非難する意を含めていうことが多い。「―から何の用だ」
大辞泉
「朝の腹?それってどういうこと?」
そう思うのは、現代人であるあなたのお腹が満たされているからなのです。
朝だからといって、特にお腹が空くわけでもなく、それどころか、前夜の暴飲暴食がたたって朝食が食べられないなんてこともあるでしょう。
しかし、食料に恵まれなかった昔は、誰でも朝はひどい空腹が当たり前だったのです。
「朝腹」は「朝食前の空腹」の意味として「室町時代頃」から用いられている言葉だそうです。
「江戸時代」に入って「早朝」「容易」の意味も生じるようになった。空腹でもこなせる仕事、 「朝飯前(あさめしまえ)」が用いられるようになったようです。
「朝」に「腹」という字を加えることで、朝という時間帯をより強調したのだと思います。
英語で「朝飯前」は「Cakewalk」というそうです。
由来は、19世紀アメリカの南部で黒人奴隷に「一番かっこよく歩いた奴にケーキをプレゼントする」というものです。これは一種の見世物で、各地で行われ、ケーキ一切れで黒人を笑いものにしていたのです。当時の奴隷制度を考えると悲しい話です。
後にこの言葉は、アフリカ独特のリズムに乗って、歩くように踊るダンスを表す言葉となり、その後、「スマートで簡単」という意味に変化したそうです。
第二次世界大戦のとき、英国空軍が使ったことから広まったようです。
「容易だ」という意味の慣用句が、どちらも食べ物に関係があるのが不思議です。
ウエストの増減に一喜一憂している現代人は、空腹に苛まれないで目覚めることに感謝しなくてはいけません。
したっけ。