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「ちゃんちゃんこの語源」について考える

2012-02-16 10:14:40 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

Photoちゃんちゃんこ」とは、袖なしの半纏(はんてん)のことです。前に共布の紐が付いています。綿入れの防寒用です。「そでなし」とも言います。主に子供用ですが、老人も着ます。

還暦の祝いに60歳を迎えた人に「赤いちゃんちゃんこ」を着せる慣習があります。

「ちゃんちゃんこ」の語源には、袖がないので作業がちゃんちゃんと出来る。つまり、「てきぱき事を行なえる」からという説があります。

ちゃんちゃん‐こ

袖なし羽織。綿入れが多い。袖なし。ちゃんちゃん。《季冬》「柔かき黄の身に合ひて/素十」

大辞泉

ちゃん‐ちゃん[副]

[副]1 刀と刀とで打ち合う音を表す語。「と斬()り合う」2 物事をとどこおらせず正確にするさま。きちんきちんと。 「単なる義理堅さからとやってくる人物らしく」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉

大辞泉

Photo_2 また、別の説では、江戸時代中頃の「飴売り」はそれぞれ奇抜な格好をして町中を練り歩き、飴を売って歩いたそうです。三味線をひいたり、鉦(かね)を叩いたり、また唐人飴売りは唐人風の服装で、チャルメラのようなを吹いて飴を売り歩いたそうです。

Photo_3 この頃の飴売りが客寄せに鳴らしていた鉦の音が「ちゃんちゃん」と聞こえたことから、飴売りが着ていた唐人風の服装を「チャンチャンコ」と呼ぶようになり、よく似た綿入れの着物のことも、こう呼ぶようになったという説です。

しかし、残念ながら語源ははっきりしていないようです。

考えてみれば、紙芝居屋のオッちゃんも太鼓や拍子木を鳴らしていました。あれも飴売りでした。飴を買って舐めながら紙芝居を見ていました。

ちなみに、チンドン屋の起源は、この飴売りだそうです。江戸の飴売りが大阪に行って鉦を叩いて客寄せをしているのを見て始まったそうです。

したっけ。

Photo_4

コメント (12)
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倉内佐知子

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