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「新しい靴を午後に下ろしてはいけない?」について考える

2020-01-10 06:41:20 | 記念日・祝日・行事・習慣

昨日の甘姫さんのコメントに「子供の頃、おろしたての新しい靴を履くときに朝履くときには何もしないですが、午後から新しい靴を履くときには、母親が災難避けと言って、靴底に墨で丸印に印をしていました~

今でも、新しい靴を午後から初めて履く時には、甘姫も墨ではなく黒のマジックですが印をしています~(^^)/」というのがありました。

これは初耳なので、早速調べました。

 

江戸しぐさで、「新しい履物を午後に下ろしてはいけない」という戒めがあります。

その背景になるのは、「野辺(のべ)送り」と呼ばれる儀式のお作法です。

昔は、人が亡くなると、葬列に加わる方々の為に、葬式用の草履が作られていました

それも日常と同じ草履を使っては、死の穢れ(けがれ)がついてしまうと考えられていたためです。

その草履は、日常で使う草履とは違って生藁(なまわら)を使い、忌をあらわす白い髪を鼻緒に交ぜたりするなど、決まったやり方がありました。

そして、座敷でその草履を履いた方たちが、棺をかつぎ、そのまま外に出てお墓まで行きました。

お葬式用の草履は新しい履物であり、葬儀はふつう午後から行われます。

このため、新しい履物を午後に下ろすのは、縁起が悪いとして忌み嫌われたと言われます。

家の中で靴を履いてから地面に下りてはいけないと言い伝えがありますが、それもお葬式を連想させるためです。

また、江戸時代、一部の地域で亡くなった方の出棺の時に故人に新品の藁草履を履かせました。

死後の旅立ちの為に新しい靴を履かせるのです。

新しい靴を夜におろすのはこちらの理由でも死を連想させるのです。

長旅に新しい靴を履かせてあげようという亡くなった方への思いやりなのでしょうね。

江戸時代、今では考えられませんが日が沈むと辺りは闇に包まれました。

ともしあぶらはとても貴重なもので庶民は魚から取れる魚油を使っていましたが、それも庶民にとっては高価なものでした。

しかも魚油は使うと魚臭くなるし、煤(すす)がたくさん出るので本当に必要な時しか使いませんでした。

つまり、暗くなると外どころか家の中も真っ暗だったのです。

ですから、江戸時代は日が沈めば寝る。火が昇れば起きる。早寝早起きが基本だったので。

真っ暗な夜道を歩くのはとても危険です。そんな中、夜に外出する時というのは、よっぽどの時です。

そう、お通夜など誰かが亡くなられた時だけなのです。

そして、冠婚葬祭の時には新しい草履を履いて行くのが一般的でした。

その為に夜に靴をおろすという事は人が亡くなったという事を連想させる為、夜に靴をおろすのは縁起が悪いと言われているのです。

 

そのほかにも、昔は新しい物はなんでも、まず神様に一度お供えしてから使っていました。

夜に神様に隠れて新しいものを使うのは罰当たりな行動とされていたのです。

お供えして朝を待ってから使うのが一番いいのです。

 

どうしても夜に新しい草履をおろす必要があるときは、鍋のスミをつけたり、かまどの煤(すす)をつけたり、履物の底を火であぶれば、災いよけになるとされていたようです。

汚すことで、新品ではなくなるということなのでしょう。

 

そんな理由からも、夜に靴を新しく下ろすのは縁起が良いことじゃないと言われています。

どうしても夜に新しい靴を下ろしたいと言うなら、少しだけ汚してから外出すると良いでしょう。

現代では鍋のスミやかまどの煤(すす)は手に入りませんので、マジックや筆ペンなどを誓うとよいでしょう。

また新しく靴を買った時には、夜に玄関に並べるのではなく、翌朝に玄関に並べると良いそうですよ。

世の中にはいろいろな迷信があります。

 

甘姫さんが新たしい靴をおろす時に行っていたことは、厄除けの意味が込められているということでした。

 

したっけ   

 

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 ―潮騒が希望だったー 

 

ぐしゃぐしゃに砕かれた大顎の破片が散乱し 

ているのは知っていたがここのものではない

 さんざん悪質を通過しなお何ものとも繋がら 

ない兵器的非感覚の海を死生の循環の内へと

流し込むなど可能かぶふぅィ暫し棘状の海塚 

にうずくまりわたしたち固有の肉体がはぜる

 記憶のふあんに堪える堪えて噛む海鳩が翔ぶ  

〈母ァさん 母ァさん〉

  あなたさえ答えようもないのです 

 

 

 

(後略)

 

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8 コメント

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Unknown (きままなマーシャ)
2020-01-10 13:14:07
そういうお話もあるんですね。
全てのことをきちんと行っていたんですね。
昔の夜は暗かったでしょうね。
返信する
★きままなマーシャさん★ (都月満夫)
2020-01-10 14:11:41
まだ知らない風習や習慣がありそうです。
昔の人は、色々な知恵で災難を避けようとしていたんですね^^
したっけ。
返信する
Unknown (甘姫です~)
2020-01-10 14:33:47
都月さん、今日は~♪

調べて頂き有難うございました~(^^)/
甘姫の母も喜んでくれてる事でしょう~甘姫の娘にも伝えていってるので・・何だか嬉しいです(^^)/
返信する
こんにちは~ (haru)
2020-01-10 16:42:56
こんにちは~

全然知らなかったです。
勉強になりますねぇ。

全国にはもっといろんな知らない事が多いでしょうね。
返信する
★甘姫さん★ (都月満夫)
2020-01-10 16:51:02
面白いネタをありがとうございました。
これは全く知らなかったので、ワクワクしました^^
したっけ。
返信する
★haruさん★ (都月満夫)
2020-01-10 16:52:14
本当に知らないことは多いですね。
ブログは結構勉強になります^^
したっけ。
返信する
こんばんは^^ (sakurabana)
2020-01-10 22:51:59
履き物は午後には下ろしません 何故なら
お調べの通りのことを母から教えられてますので・・・
新しい履き物を上で履いたまま下に下り
外に出たりすることも縁起に掛かると教えられてます
それも葬儀かららしいです
いけないと教えられたことはしない方が良いですよね^^
返信する
★sakurabanaさん★ (都月満夫)
2020-01-11 06:42:33
そうですか。
教えられていましたか。
私は全く知りませんでした。
良くないといわれることはしない方がいいですね^^
したっけ。
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