年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

日清・日露戦争での悪徳商人

2007年06月20日 | 福神漬
日清・日露戦争での不埒な商人
日清戦争で急に軍食の供給業者が増えたが、日露戦争時にも不埒な人が現れている。

明治37年12月23日読売新聞
重役の狼狽
神田区須田町の万世銀行重役xxxは去る7月戦地行きの福神漬を引き受け青泥窪(チンニーワ・大連)へ着したるに腐敗しておるとかにて(軍隊に)採用せられざりしがこの資金は万世銀行の金30万円も引き出して居るので、自分の所有地を売却してその穴埋めをなさんと奔走するも市街宅地は戦時税を見越して相場が下落しておるから、値段が折り合わず大狼狽の有様にて各銀行は万世銀行との取引を差し控えるとの風説を伝えるものあり。真偽知らず。
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