年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

斜陽のキムチの宗主国

2012年10月09日 | キムチ
キムチの最近の統計から
韓国への中国産キムチの輸入急増が続き、韓国のキムチ輸入が輸出(殆ど日本向け)を金額ベースで上回ったことが10月8日、農水産食品流通公社の資料で明らかになった。
 同公社が国会に提出した資料によると、2011年の中国からのキムチの輸入額は1億2090万ドル(約95億円)で、2011年のキムチの海外への輸出額は1億460万ドル(約82億円)と、11年の輸出の80%以上は日本向けだった。日本向けキムチの殆どが日本ブランド(韓国製造)で韓国のブランドのままでは販売されては少ない。また日本産キムチは在日の人の分を含めなくても570億円以上ある。また中国産キムチが日本へ30億円ほど入っている。
 キムチの宗主国の地位もウォン安のためでいずれ日本の寿司ガリが世界で円高で日本産が消えて、中国産になったように韓国産キムチが消え、中国産キムチが世界中の広がるのも近いだろう。韓国農家を無視した政策がキムチの国を過去の思い出の味となるだろう。
 なぜ韓国でキムチの輸入が増えたかというと韓国の食堂ではキムチは無料で提供されているので不景気で価格の高い韓国産を提供する余裕がなくなった。すでに中国は韓国向け、日本向けの輸出を合計すると130億円弱となり、世界一のキムチ輸出国となる。これは韓国にんにくの関税政策の失敗である。 
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