年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

ホノルルの捕鯨

2012年10月19日 | 宅老のグチ
吉村昭の小説「海の祭礼」を読んでいる。嘉永元年長崎にラゴダ号というアメリカの捕鯨船が難破し、乗組員が護送されてきた。船員15名のうち8名のホノルル出身の捕鯨船員がいた。当時の北太平洋の捕鯨の中心地はホノルルを中心としたハワイ諸島だった。荒くれ者の大陸出身の船員とあまり仲が良くなかったようだった。この時の長崎での幕府の扱いが誤報となって新聞には漂流民虐待報道となり、ペリーを日本に派遣する口実とした。
嘉永元年といえばペリー来航の6年ほど前となる。既に浦賀奉行は戸田氏榮となっていた。
オアフ島のビショップミュージアムにはマッコウクジラの巨大な実物が吊るされていた。この鯨こそ日本とハワイの関係の始まりとなる。ハワイの日本人移民の歴史が展示されていた。日本食店には缶詰が多かったようだ。
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