年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

豊洲市場青果棟地下の水銀水排出始まる

2016年12月14日 | 築地市場にて

豊洲市場の汚染された地下水は基準値を超えるものは水銀だけ残った。この水銀の原因を確定するため地下水排出が始まった。雨水のもあるので検査しつつ排水するだろう。その後、結果から対策工事を出し、予算措置を取り、工事を行うらしい。それぞれの手続きに時間がかかり、順調に行っても一年半かかり、適切な工事方法が見つからなければ豊洲移転は断念せざるを得ないだろう。そのときは東京オリンピックの道路事情は大混乱となる。

 今の築地の人たちの意見ではオリンピック開催圧力があっても、あれほど強調された汚染の風評被害から簡単に妥協するとは思えない。豊洲移転の鍵は行きたくない人が多い水産部では無く、行きたい人が多い青果部のほうが握っている。青果部さえ豊洲へ移転すれば、環状2号線工事は進む。水産部地下には今の所水銀は基準値以下である。

 知事が400億円節約したと言うオリンピック施設より、豊洲移転経費が築地移転には余分にかかるかもしれない。既に環状2号線地下トンネルから地上工事が増えるし、時間が無いので工事人件費も増えるだろう。補償金問題もこれからどれだけ膨らむかもしれない。豊洲移転延期に伴う1号破綻者の声待ちかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする