年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

一陣の風が吹くかも

2019年05月20日 | 陸軍特別操縦見習士官1期

数年前の5月下旬に親族が集まって、叔父の特攻命日が過ぎたが靖国神社に参拝し、昇殿した。神職の御祓い中にそれまで無かった風が急に吹いて、親族は驚いた。屋内なので風が吹き抜けるとは思っていなかった。その後の会食でみんな同じ感想が在った様で今でも語り草となっている。靖国神社ではこのような演出があるのだろうか。あるはずが無いと思いつつ(一陣の風)というのがある。

 そもそも靖国神社参拝に至る経緯は息子が知覧の特攻慰霊会館に叔父の写真を見に行ったことから始まる。偶然に行った日は5月20日で先方より住所を聞かれ、それから毎年慰霊祭の招待状が着始めていたが築地の仕事は5月の連休は休めない。代理の妻子が行っていた。ようやく豊洲へ移転できたので時間がとれ、交代で知覧に行った次第である。特攻は避けていたこともあって知覧に行くことが決まってユ-チュ-ブで慰霊祭の様子を見ていたが無いようだ。黒目の服を着て鹿児島中央駅のバス溜りに送迎車があって乗り込む。南鹿児島市の市職員のお世話で会場に向かう。車中の慰霊祭参加者を見てネクタイを黒に変える。服は喪服もあるが地味な服が多いようだ。74年という歳月があるのだろう。ポケットにハンカチがあることを確認。涙拭き用。

 特攻した人たちの遺書から若桜と言う言葉を知った。いま靖国神社は若桜の季節だろう。風が吹いても桜は散らない。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする