東洋文庫(和漢三才図会18)でなた豆の確認をしていたら米の項目があった。うるち米とモチ米の項目があった。江戸時代はどうもはっきり分かれていないようだ。ぬかみそにはモチ米のぬかではうまく出来ないというより失敗する。うるち米ぬかでぬかみそ漬けがうまく行く。この事は江戸時代末期からぬかみそ漬けがあったという。
ところでウルチ米とモチ米の分化はどこから来たのだろうか、多分酒の醸造から来たと思うが解らない。今でも全国で数社ほどモチコメで酒を作っているところがあるようだ。今はウルチ米で酒を造るところが殆んどでモチ米の酒つくりは難しいようだ。ただ酒の個性はありそうだ。