年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

中韓のキムチ本家論争に日本から参戦 10キムチの宗主国

2021年02月01日 | 宅老のグチ
昔はともかく今のキムチの宗主国は目方では中国で中国東北部のキムチの販売量は計算できない。自家製造で自家消費が計算できない。販売金額では日本と思われる。人口が韓国の2倍あって、さらに有料でス-パ-から購入している。韓国は無料や自家製キムチが多く、GDPに計算されない。
 それゆえキムチの宗主国は中国ともいえる。そしてキムチを金銭を払っている消費国は日本と言える。近所のス-パ-で電鉄系ブランドのキムチの産地を見ていたら、中国産キムチだった。どうやら韓国産の政治リスクを避けたようだ。日本の漬物の消費で浅漬け類が60%ほど占めていて、その浅漬け類の中でキムチ類が半分以上占めている。

 2021年1月30日の日本経済新聞の数字で読むASIAから

韓国のキムチ輸出が史上最高額と言う記事があった。これは韓国政府の宣伝で、鵜呑みしている。韓国関税庁の2020年キムチの輸出額は1億4451万ドル(150億円)国別では日本が半分を占める。またキムチの中国産輸入は1億5242万ドルとなって、キムチの貿易収支の赤字が続く。過去の輸出の伸びは韓国人の海外旅行者と韓国系の海外土木等の工事関係者の伸びとの関係を見ないといけない。海外の韓国人観光客の占める割合の高いところはキムチが伸びていると思われる。同じようにハワイのJALパック系のホテルの朝食にはバイキング形式で日本食が用意されていて、朝は和食の方が出る様だ。梅干し(台湾・紀州産は高くて出せない)・しば漬けが定番となる。
 韓国関税庁の記録から、日本への韓国製キムチの輸出額が約75億円となる。中国産キムチが日本へ30億円程度入っている。多いか少ないかというと日本のキムチの売り上げははるかに500億円は越していて、韓国産は1割強しか占めていないことになる。このキムチも焼き肉屋提供の韓国産キムチが結構あって、普通の日本量販店で販売されているキムチは国産か在日ブランドのキムチが主流だろう。歴史も元祖も気にしない人たちによって、美味しく安く安心ならという事でキムチは売れている。今一番怖いことは衛生不祥事である。中国韓国の衛生面の口撃で日本キムチ売り場が激変することもあり得る。それはコロナがキムチによって制御されるという事は韓国がいくら主張してもまだ認められていない。なぜなら日本のキムチ販売業者はそこまでキムチにこだわりがない。
 そこで初めてこだわりのある韓国がキムチの宗主国となる。日本だとやはり消えつつある(タクワン)だろう。先日TVでタクワン産地で女子大生がタクワンを漬けていた。今やタクワンを知らず、干したシワのあるバナナと言っていた。いまや雑食文化となった日本は和食を守ることは出来るのだろうか。
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