年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

築地ブランドの終焉

2016年05月15日 | 築地市場にて

梅干し台風

過日のTVで焼いた梅干しの効能を放映した。急に梅干しが売れ始め、暇な5月が忙しい5月となってしまった。

移転への時の流れは速く、築地6丁目のハンコ屋さんが廃業するという案内が来た。そういえば6丁目の家の取り壊しが急に増えてきたようだ。都市遺産ともいえる地域で戦後復興期に作られた建物がどうやら地上げ業者が来ているようだ。コインパ-キングの急増が目立つ。

 バブル期、地上げ業者が銭湯を最初に地上げし、ふろのない借家人を追い出し、大家さんを困窮させ、土地を譲渡するように迫ったという事例があった。今築地6丁目の地上げは築地市場移転後の先行き不透明な状況を逆手にとって、土地を譲渡するように迫っていると感じる。豊洲へ移転後築地6丁目は更地の多い地域となるだろう。

 それにしても築地3丁目にドンドン立つ建物がほとんどホテルで今のホテルの高稼働率から強気な投資と思われる。気になるのはホテル名が日比谷線築地駅に近いのに「東銀座xxホテル」となっている。築地市場が移転し、数年すると東銀座という地名で築地が浸食されるのだろうか?勝どき橋の横のニチレイのビルは東銀座と冠名称となっている。どう見ても東銀座駅より大江戸線勝どき駅に近い。

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豊洲市場のクマッタ問題2

2016年05月14日 | 築地市場にて

 

売り場の蛍光灯が故障し交換する必要が出来た。屋根まで6M近いので電気屋さんへ依頼して交換してもらった。豊洲市場の電気工事の進行状況を聞く。銀行の金庫の話をするとどうやら水産部にも同様の問題があるようだ。活魚を保管する水槽が築地市場の隅に多数あるが豊洲市場の設計では活魚の水槽の重さに耐えられないという。埋立地で不等沈下を招く恐れがあるという。このままだと豊洲で活魚は何処に行くのだろうか。築地では屋根があるが屋外とも言える所で活魚の水槽がある。

 活魚の水槽の大きさは2MX4Mx1.5Mくらいの大きさで水は1M3で1トンあるので水槽では数トンの重さがある。結局新市場の隅に活魚のタンクを設置するようにするしかないように思える。外国の市場で活魚を売っているところがあるのだろうか。活魚は日本の生食文化の象徴でもある。

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梅干日和

2016年05月13日 | 築地市場にて

一年の中でもこれほど過ごしやすい青空の日。TVで梅干を放映したので暇な5月の例外的に忙しい。連休の過剰在庫も一掃に近いかもしれない。麹のTVよりは梅干生産者が多いのですぐに活況は去るだろうが何時まで続くのだろうか。

 何かと農産物の輸出で地方を活性化しようとしているが昔から漬物輸出している関係から円高の怖さを知らないように思える。為替が1ドル80円になれば全ての努力が消える。そして120円以下になれば人口の減る見込みの日本へ営業する魅力がない。150円になればどの国の米にも勝てる気がする。

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豊洲市場のクマッタ問題

2016年05月12日 | 築地市場にて

 

休市日、この日は金融庁のお達しで場内の金融機関の一つが顧客もほとんどないのに開店している。そこで支店の幹部と豊洲市場の情報交換をする。

 貸金庫が設置されるかを問うたら、金庫が無いという。まさか金融機関で金庫が無いとは聞いたこともないのでその理由を聞くと。銀行に設置する予定の金庫が重量物で床の荷重に耐えられないという。そこでどうするのか問うたら、耐火金庫を考えているという。でも金融庁が許可するかどうか不明だから、多分金融機関の方で床を強化する工事をするだろう。この金融機関の位置は最初から設計に入っているはずでどうして金庫の重みに耐えない床にしたのだろうか。この話を豊洲移転の時に世話になる鍵屋さんに話したら、国立競技場の設計に漏れた聖火台のようなものと言われ「クマッタ問題」と落ちが付いた。

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フィッシングメ-ル

2016年05月11日 | 宅老のグチ

 

ゆうちょ銀行からイカガワシイ内容のメ-ルが来た。登録もないのに内容変更確認のメールが来た。 この手の情報の確認をするとフィシングらしい。何処でアドレスを知ったのだろうか。個人でネットバンキングをしていないので実害はないと思われるがいかにもそれらしい内容で疲れていると誘われそう。

 交通情報で豊洲市場周辺の通行止めの案内があった。週末には新しい歩道橋が駅との間に架かる。普通の歩道橋より幅は広そうだが市場祭りの時は狭いと感じる。

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豊洲移転で前向きの話が出ないので

2016年05月10日 | 築地市場にて

 

5月7日の新聞で豊洲開業まで6ヵ月となったのに暗い話ばかり出ていた。いつの世でも先行きの明るい時はそれまで暗かった時しかない。敗戦後、食糧不足で日々の生活にも困っていた時代に240万人を超える子供が生まれた。今は食にも困らない人でも子供がつくることをあきらめている.

 豊洲移転の問題で暗い話が目立つのは取材する記者の先入観から来ていると思う。何しろ前例のない引越しで予想できない具体的な問題が次々と出てきた。一例をあげると銃刀法の問題があるようだ。マグロ等の魚を捌くため、銃刀法の規制に引っかかる長さ以上の刃物がいっぱいある。これ等を研ぐ業者が数社あるが銃刀法の形成をかけて今度の豊洲では1箇所に集めると言う。それぞれの刃物を研ぐ業者の秘密がばれると抵抗しているようだ。

 築地の慣習法が豊洲で出来るまで予想もつかないことが次々現れ、そこでまた新しい豊洲の慣習法が生まれる。

 

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豊洲の歩道橋設置工事

2016年05月09日 | 築地市場にて

 

5月の14日までにゆりかもめ市場前駅の歩道橋が架かるようだ。あれほど林立していた豊洲市場のクレ-ンも数えることができる位になって、あとは駐車場棟の部分しか残っていないようだ。これからお化粧工事が始まり、豊洲市場が完工となる。これから中身の人達の移転だが自信があるという人は少ない。元気なのは東京都の職員だけかも知らない。知っている限り移転問題は20数年以上の月日が経っている。

 久しぶりに農林水産省からの放射能により出荷制限のメ-ルが来た。福島県西会津のコシアブラという栽培されていない山菜が100ベクレルを超えたようだ。まだまだ続く放射能。検査をしている人は手を抜いていないようだ。どこかのス-パ-で震災後、放射能検知器を購入して安心感をうたっていたが今でも検査をしているのだろうか。豊洲の衛生検査所は今より施設が良くなるので、いろいろ築地では出なかった数値が出るかもしれない。

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豊洲移転造作工事の説明会

2016年05月08日 | 築地市場にて

 

16日に豊洲で造作工事の説明会がある。勝手に工事が出来ないようにするようでもどかしい。まだまだ豊洲の新市場の中身を図面だけしか見ていないし全体の配置も良く解らない。これで安心しろとはとても言えない。

 不安だらけ。それでも最後ということで日々築地市場の見物客が増えているようだ。今月が終われば豊洲へ向かう話で進むしかない。

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トウガラシの世界史から

2016年05月07日 | キムチ

 

キムチの歴史を調べていると韓国にトウガラシが日本から伝わったという。しかし、日本では漬物があったのにごく最近まで唐辛子は白菜漬の味の引立て役しか使用されていなかった。戦後大陸から引き揚げた人達が日本へ帰り、漬物を起業したとき在来の味と異なる唐辛子を入れた醤油漬を販売し始めた。昭和の20年代も終わりの頃である。この急速なトウガラシ味の普及は統制経済の終了で漬物が過剰生産となった背景がある。

 売れ残った漬物を再加工し、赤く着色しトウガラシでピリ辛味にした朝鮮漬が発売された。勿論にんにくも入っていた。にんにく味は朝鮮人の味と嫌われ、日本の漬物業者は無臭のにんにくを開発するか少ないにんにくでコクを出す方向に向かった。当時のレシピが残っていれば今のキムチとは別物となるだろう。

 日本の朝鮮漬は加熱殺菌する技術が開発され半年も常温で販売されることになった。従って日本の朝鮮漬は発酵したキムチとは異なる漬物である。このことは韓国の人達が日本の漬物発展史を知らないため、海外に常温で販売できる日本のキムチ(朝鮮漬)が輸出され、キムチの宗主国と自認している韓国人の自尊心を傷つけた。日本の漬物業界の人も漬物の歴史を知らないため今日に至っている。

韓国の人は当然として日本の人も漬物の細かい歴史を知らないと言える。

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5月の連休が終わってしまえば

2016年05月06日 | 築地市場にて

5月の連休が終わってしまえば

例年5月の連休明け1週間が過ぎればヒマとなる。今年は豊洲移転ということで会議の予定が入るし、引っ越しに伴う各種の営業の話も聞かねばならない。先だって決まるのは机と収納の部分だろう。フォ-クリフトも築地仕様から豊洲仕様に変えるため、買い替えとなる。電動フォークリフトとなる。細かいことだがオ-ル電化ということでガス器具は築地に残してゆくようになる。現場の暖房となる石油スト-ブは今の所許可されない見込。冬はロシア並にアルコ-ル暖房復活かもしれない。酒気帯び勤務が許されるかも!!

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築地市場祭りの報道から

2016年05月05日 | 築地市場にて

 

市場祭りのテレビ報道から水産仲卸業者の引っ越し不安が減っていないようだ。バブル期1400店舗を超えていた水産仲卸業者は今では600を割っている。長いデフレと魚を商い町の魚屋さんが大幅に減っているためである。11月の引っ越しということで年末の打ち合わせと、慣れない東京都の造作認可の問題で困っているようだ。結局東京都は豊洲開場後も一定期間築地市場を暫定使用する決定に追い込まれるだろう。勿論自己責任ということになるだろが年末まで許されて欲しい。

 ラスト築地ということで先送りしていた都民がどんどん築地市場にやってきて場内のすし屋(一番混んでいるところが)午前6時で受け付け終了だという。6時間も並ぶのも最後ということかもしれない。場内の飲食店は11月に豊洲へ移転する。あの吉野家も。

 比較的すいているのが市場休みでない水曜日という。5月は18日となる。

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一瞬の風のような市場祭り

2016年05月04日 | 築地市場にて

 

新聞報道によると主催者発表では15万人の参加者が市場祭りに来たという。とにかく多かった。イクラやカニは30分も持たなかったという。冷蔵庫内に在庫があるので出しても良いはずだが得意先のけん制もあって抑えたようだ。パワ-の無くなった魚小売商組合にはまだまだ借りがタクサンあるようだ。夕方遅くまでテント小屋の撤去をしていた。豊洲へ移転しても市場祭りはあるだろうが青果と水産は今のようには出来ないだろう。ゆりかもめの市場前駅に近い青果部の方が開催しやすいと言える

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最期の築地市場祭り

2016年05月03日 | 築地市場にて

 

2016年11月に豊洲へ移転するので今回の市場祭りは築地での最後の祭りとなる。11時にはすでに長い行列で多分記憶に残る1回目の混雑を超すだろう。もしかすると15万人という数字もありうる。初回は車で市場内に入ることができたが今は電車のみとなって市場祭りの人出は少なくなったが最後ということで見物客も増えているようだ。

 やはりタ-レ-は一番人気で荷台に柵を付けた車で場内を走っている。勿論公道を走ったら違反で市場内は私有地ということで走っている。事故が起きれば東京都がウルサイ。市場人の事故責任(自己責任+保険)で楽しませている。ただ買い物だけでは子供はつまらない。最後のイベントで移転問題は連休明けから本格的に始まる。

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連休の谷間で

2016年05月02日 | 築地市場にて

 

いつもの市場休は5月に関して少ないのだが今年は暦とおりの長さとなっている。今日の予定された荷物量は半端でない。政府は祭日を増やして経済を活性化しようとしているが毎日休んでいる高齢者には普段と変わりない。もっと過去の経済活性政策から転換しなければならない気がする。

夕方市場祭りの準備風景を見る。最後の築地市場の祭りとなる。

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連休の天気に恵まれて

2016年05月01日 | 築地市場にて

 

どうやら野菜が安くなって漬物の売れ行きも一休みと言う感じ。暑さが25度を過ぎると予報され熱中症と言う言葉が出てきた。梅干しの注文が増えたようだが紀州の配送は間に合わず、郵便局が配達に来た。まだまだ郵便局は余裕があるようだ。

 図書館よりメ-ルが来た。「トウガラシの世界史」 日本から韓国に伝播したといわれる唐辛子は日本ではさほど普及せず韓国でブレイクしたのは肉食の歴史の差と言う。肉を生食する日本人は肉食文化の歴史が浅いということでいつも築地市場の講習会で注意される。危険がいっぱいの生の肉食という。

 築地の食文化は生の文化で世界基準ではない。

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