早速築地のネズミを2ひき捕獲。見せしめのために数日展示する。多分あと3倍のネズミが漬物に興味を示しているのと予想する。大きな個体はなかったので太目のネズミは魚関係の食物を確保しているのだろう。豊洲では売り場を隔離することができるので築地のような問題は生じない。とにかく築地は開放過ぎる。自己の対策ではどうにもならない。
他人事だったネズミの害がついにやってきた。グルメな築地のネズミの食の対象から離れていたが最近興味を示したようで漬物にいたずらしている。袋の破れが急に目立ち分析するとネズミの仕業の痕跡が認められた。すぐに東京都からの提供された粘着財を塗布している捕獲シ-トを設置する。最終戦争になるのだろうか。
いきなり羽田で築地に電話するとどうやら留守中に冷蔵庫がまた不調だったようだ。ガス補給で対処した前回だったがどこか漏れている所があるようだ。ハワイでの休みは本当に外国人のような休みの仕方でうろうろすることもなくゆっくりとした時間をすごした。
ハワイでの母の日というイベントは日本で考えている以上に重要な日のようだ。多くのレストランが翌年の予約があるようだ。日本では赤いカ-ネ-ションだがピンクが多いようだ。花屋での列があった。
将軍の庭 水谷三公著 浜離宮と幕末政治の風景
この本によると浜離宮は今とは違った軍事施設だった幕末の風景が見える。築地の海軍と連携している。今は海軍病院のあとの国立ガンセンタ-が残るだけで、築地で働く人たちも勝鬨橋付近を経理学校跡という人もいなくなった。
築地市場の隣なのにその歴史的価値には無知だった。幕末の混乱期に浜離宮が舞台になったこともある。
すっかり話題が消え築地市場の豊洲移転だが連日のように東京都の場内放送で観光客の仲卸見学の注意放送がある。当然英語による放送もある。これが今の築地市場なのだ。3000万人の訪日外国人が入場料無料の築地市場に入ってくる。前は青果の方にはほとんどやってこなかった観光客の姿も見える。バイヤ-や生産者団体の人のようだ。
朝方は曇り空で9時過ぎから霧雨となり、雷までやってきた・午後は晴天。
今日は91だがとスマホから書き込むが文字変換の不具合で休市とはならない。多分スマホの音声入力は市場の人は利用していない。今年の市場カレンダ-は求人の問題で大幅に休みが増えている感じがする。普通の水曜で開市の日でも電話が少なく閑散としている。このことを理髪店の人に話すと月2回火曜日が休みとなるが月曜と連休と考える人が多く暇という。
徐々に景気が良いので人手不足が続く。
今日で担当していた会社のシステムが終わり、新システムに移行する。それに伴い負担が軽くなる。ホストはすでに9年近くなり、ホコリだらけの職場でよく耐えた。移行に4年近く経った原因は変化の激しい業務で対応に時間をとられたことにある。豊洲移転のドタキャンもあった.一時は方向の決まらない都政に業務が滞った。それも終わる。
ほっとしたら連休明けに冷蔵庫の温度計が12度を示していた。へんな予感してドアを開けると機械が止まっていた。温度計が13度になった。霜取りの表示もなく注視していると12.5度に下がった。機械が動いた。中を開けると冷えていない。冷蔵庫修理の会社に異常を知らせる。多分冷蔵庫のガスが抜けたようだと報告する。最後の手段として魚用の氷柱購入の手配を予想する。築地の氷は非常手段。
10時過ぎに冷蔵庫の検査が終わる。やはりガス抜け。稼動するとすぐに10度以下となる。請求書に築地の補修と書くように指示する。この修理は移転延期に伴う補償の対象となる。税金投入だ。心苦しい。
毎年5月連休明け10日過ぎると漬物の売れ行きが悪くなる。育ちすぎた野菜と連休で使った金がなくなり、さらに高齢者の給与というべき年金支給日が5月にはない。そんな訳でもうじき暇となる。
平成も終りの一年となって世間では来年は10連休という。青果物は少なくなったが市場機能があって、野菜が育ちすぎないようになっている。
物流の世界も人手不足で4月末の一時の荷物増加に耐えられない。さらに12月と違って気温が高く商品が傷みやすい。さらに月末決済機関が休みならば倒産するところもあるだろう。築地の仲卸の不祥事は4月末が多かった記憶がある。
とりあえず終わった。過老人労働となった。
朝5時の築地は連休でセリもないのに大型トラックデ荷物の出荷が多い。量販店対応の所とそうでないところの差が大きくなったようだ。水産仲卸の大通路に穴からの光が地面に映りまるで夜空の銀河の様だ。数年前に気が付いたのだがどうやら修理されていないようだ。連休明ければあと5ヶ月で移転予定日となる。青果のカウントダウン時計は動いていない。まだ不信感があるのだろうか。東京都の中央卸売市場の方が表示している。あと159日となっている。
元気な老人が多い築地で中老は愚痴も言うことは出来ない。口だけでなく体を動かす大老は80代で初老は65から。もちろんタレ-も動かすし、商品知識は抜群である。でも年々体力の回復に時間がかかるようになった。彼らの経験も豊洲という異空間では役に立たないかもしれないという不安がある。寂しいのは築地市場が年々衰退していることを感じる。連休前のあの市場内の渋滞が今では外国の話のようだ。
携帯電話の30年史というテレビを見ていた。初期のハンドバックの大きさの携帯電話を見たとき、見栄のためと思った。