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今日の定置網はオキヒイラギとカタクチイワシが大漁。魚が多く水揚げは入札に間に合わない。カタクチイワシを選別中、オニオコゼが混ざっていたらしく出てくる。オニオコゼは普段は沖で掬って活かして来て水揚げする。今回は誰にも気付かれずにカタクチイワシに混ざってしまったらしい。氷水に浸かっていたにも拘らず、まだ少し息がある。入札後ですでに仲買も帰ってしまっているので売れないと言われたので鹿大の標本として持ち帰る。三~四千円/㌔もするなかなか持ち帰れない魚なので、ある意味ラッキー。オニオコゼは色彩変異があるそうだが、ここではこの色の個体しか見たことがない。