お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

トウゴロウイワシ

2008年09月20日 | 採集

 今日は土曜日恒例の夜間採集にいつもの港へと行く。今年は夜間採集の事をあまりブログにアップしていないが、天候さえ良ければ行なっていた。だが、今年は収穫が無く、最近は一応港へ行くのだが、あまり期待をしていない状況である。今日もいつものようにボラやフグ、テンジクダイ科の幼魚が確認できる。ところが今回はちょっと様子が違っていた。いつも水面に群れているギンイソイワシの動きがどことなく遅い。網で掬うと簡単に採集でき、一度に10個体程も捕れてしまう。ギンイソイワシは動きが素早く、いつもなら網で掬うのは至難の業で捕れたとしても1個体程である。いつもと違うのでひょっとしてと思い、腹鰭を見るとその間に肛門が確認できる。トウゴロウイワシである。確保し持ち帰り、詳しく同定すると普通のトウゴロウイワシであった。定置網や港でトウゴロウイワシ科の魚が捕れるが殆どがギンイソイワシである。トウゴロウイワシもいない訳ではないが今までに数個体しか捕れた事がない。普通種ではあるが今回は久しぶりの収穫となった。魚ボラの標本用に確保する。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする