最近は記録的な不漁が続いて面白い魚もいなく、ブログも更新ができないでいた。3月だというのに昨日は一時吹雪となる程天候は荒れ、定置網の破損が心配な程であった。今日、恐る恐る定置網を起こすと水揚げする魚は少ないものの色々な魚種が目に付く。結果、1日で3種も初入網となる。まず1種目はうちの定置網で仲間が変わった魚がいたと確保してくれていた。見ると管状の鼻孔があり、横帯のあるウナギ目の魚である。最初はウミヘビ科魚類かと思うが胸鰭が無い。この手の魚はよく知らないのだが初めて見る魚なので初入網間違いない。特徴もハッキリしているので持ち帰り調べるとアミウツボのようである。全長で30センチほどの小さな個体ではあるが家ではまっすぐな状態で写真が撮れない。また、ウツボ類は鰭立てが難しい。最近は家で標本写真を撮り、タグを付けて保存するが、今回は魚ボラ任せとする。
最近は記録的な不漁が続いて面白い魚もいなく、ブログも更新ができないでいた。3月だというのに昨日は一時吹雪となる程天候は荒れ、定置網の破損が心配な程であった。今日、恐る恐る定置網を起こすと水揚げする魚は少ないものの色々な魚種が目に付く。結果、1日で3種も初入網となる。まず1種目はうちの定置網で仲間が変わった魚がいたと確保してくれていた。見ると管状の鼻孔があり、横帯のあるウナギ目の魚である。最初はウミヘビ科魚類かと思うが胸鰭が無い。この手の魚はよく知らないのだが初めて見る魚なので初入網間違いない。特徴もハッキリしているので持ち帰り調べるとアミウツボのようである。全長で30センチほどの小さな個体ではあるが家ではまっすぐな状態で写真が撮れない。また、ウツボ類は鰭立てが難しい。最近は家で標本写真を撮り、タグを付けて保存するが、今回は魚ボラ任せとする。
初入網の2種目。定置網で魚を積み込んでいる時に選別台の上で見た事のないチョウチョウウオ類を見つけ確保する。もちろんうちの定置網でも獲れた事がなく、他の定置網や市場、さらには潜っても見たことがない。背鰭軟条部に1暗色斑があり、体長から見てもまだ幼魚のようである。このチョウチョウウオが成魚になるとどのような感じになるのだろうかと想像していると、水揚げ時に漁協定置網の人からも珍しい魚が獲れたとこのチョウチョウウオの成魚を頂く。成魚になっても暗色斑が消えるだけで見た目には変わらないようである。それにしても初入網というだけでうれしいのに、今日初めて見たチョウチョウウオの標本がいきなり幼魚・成魚と揃ってしまい驚く。家に帰り調べるとタキゲンロクダイである。名前は聞いたことがあり、さらには普通種のようで自分が知らなかっただけのようである。幼魚・成魚とも写真を撮り、タグを付け保存する。
背鰭第一軟条(赤印)
初入網3種目。今日は定置網でカレイ目魚類の幼魚?が種類に数と多く獲れる。そんな中、1個体だけ今までに見たことのない種を見つけ、魚ボラの標本用に確保する。持ち帰り写真撮影する為展鰭作業をする。カレイ目は鰭立てが面倒で特に背鰭・臀鰭軟条の最初の方が無眼側に折れ込んでいるので、立てるのを忘れないように注意しなければならない。この個体も無眼側に折れていないか確かめると、背鰭第一軟条が入り込んでいた。ところがこの軟条は他とは形が違い、皮弁のようなものに覆われている。この軟条も立てようとするが根元が他の軟条と向きが違い、同じ方向に向かない。何も確かめもせずこれはこういうものなのだろうとそのままにして撮影。背鰭第一軟条は無眼側に写る。撮影後、同定を試みるとこの軟条をきっかけにセイテンビラメとなる。セイテンビラメはこの背鰭第一軟条をルアーのように使い、摂餌をするらしい。さらに調べると地元鹿大水産学部の先生の論文まで見つかる。この第一軟条を立てなかった事を後悔する。標本は既に冷凍中なので魚ボラで改めて写真撮影しなければならなくなる。