今日は定置網で小さなシマガツオが1個体獲れ、標本用に確保する。この魚、検索図鑑ではオナガシマガツオと同定できるが、幼稚魚しか知られていない為、分類学的に混乱している模様。この魚、数は少ないが毎年獲れていて、以前には生きた状態で確保し、水族館にも搬出している。幼稚魚しか知られていないので、水族館で飼育して成長を観察できれば謎も解明できるが、飼育の方も困難な魚みたいである。我々が水族館用に個体数多く確保できれば、飼育方法もそのうち解明され、この魚の成魚を見ることができるようになると思われるが、果てしなく遠い道のりのようでもある。
*後日、魚ボラでヒメシマガツオと同定されました。