お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

ネンブツダイ下関へ

2013年04月16日 | 水族館



 最近は定置網で連日ネンブツダイがたくさん獲れている。だが、養殖魚用の餌にしかならず利用価値が無い。ところが都合良くしものせき水族館からネンブツダイの注文が入る。本日活魚車で受け取りに来ることになっている。これだけ連日獲れていれば当日獲れたものを活かせばよいのだが、漁模様というものは一日でガラっと変わることがある。遠い所からわざわざ来てもらうので、当日獲れなかったでは済まされない。普段だと生簀に活かしておくのだが生簀の鋼管台が壊れていて使えない。という事で前日にある程度本船に活かしておいた。ところが今朝本船に来ると全滅に近い状況であり当日勝負となってしまい焦る。でも網を起こすとネンブツダイは大漁であり注文数を活かして帰港する。だが、今日はブリも大漁で水揚げ中に、ブリの血が混ざった海水がネンブツダイを泳がせている活け間にも入り込んでしまう。その為、水が汚れ魚の状態も悪化したのではないかと思う。ネンブツダイの数は揃ったものの、その後の扱いを誤り水族館へは悪いことをしてしまう。この教訓を今後に生かさねばならない。
コメント
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