今日は定置網漁でバショウカジキが3本入網。ところがそのうちの1個体の顔付が何だか違うように見える。よく見るとその個体の長く突き出た吻がバショウカジキとは思えないくらい横幅が広く驚く。本当にバショウカジキだろうかと今一度背鰭を広げてみるが、間違えなくバショウカジキである。この吻だけを見るとメカジキの様である。このようなバショウカジキを見るのは初めてである。標本として確保したいところであるが、そこはこの大きさなので無理である。バショウカジキは市場に水揚げされ、セリが終わると大体がこの吻は使い道がなく捨てられてしまう。せめてこの吻だけでも確保したいが、水揚げ後は仕事で市場から移動せねばならず、この場に残る事は出来ないので諦める。結局、写真すら落ち着いて撮ることが出来ずに終わる。
写真 真ん中の個体の吻が凄い