今日は仕事終了後、午後から素潜り採集へ行く。今年は素潜りを何度もしているが、貝採りばかりしていて標本用の魚を目的とした素潜り採集をまだ行なっていない。もう8月になり、少しずつではあるが魚種が増えて来ているので、今日も一応貝採りメインであるが、本格的に採集道具を準備して行なう。貝採りがメインであったが、いざ海に入ると魚ばかりに目が行ってしまう。そんな中、テングハギ属の幼魚が数種数個体まとまって泳いでいるのを発見する。普通のテングハギにツマリテングハギの幼魚であるが、もう1個体真っ黒な個体も混ざっている。近づいてよく観察すると体に斑点があり、臀鰭がオレンジ色でありミヤコテングハギの幼魚だとわかる。ミヤコテングハギは定置網では獲れた事があるが、素潜り採集では初めて見つける。ツマリテングハギの幼魚も欲しいところではあるが今回は無視して、ミヤコテングハギの幼魚を採集する事に集中する。目標から目を離さず追いかけ何とか採集する。その後はめぼしい魚は見つからず、頼まれていたコバンヒメジ幼魚を採集して終了。やはりまだ魚種は少なく、これからが本番となりそうである。
ニセフウライチョウチョウウオ幼魚
アカハタ
ミヤコテングハギ幼魚