お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

年明け早々の初入網 セイタカヒイラギ

2019年01月05日 | 定置網
 今年も昨日から定置網漁が操業開始。そして今日が2日目。網を起こすと大きめのヒイラギの仲間を見つける。このサイズのヒイラギを見つけると、いつもひょっとしてまだ獲れたことのないセイタカヒイラギかな思うのだが、たまに獲れるシマヒイラギだろうと諦めムードで確保。沖での操業が終わり、帰港する間に改めてその魚体を見ると、シマヒイラギの体側にある黄色い斑紋が確認できない。これはひょっとしてセイタカヒイラギかと思うが、この斑紋は不明瞭な可能性もあるので半信半疑。ちょっとワクワクしながら家に帰り、詳しく調べてみる。すると、体側背面にある横帯がシマヒイラギとは異なりセイタカヒイラギと一致し確信する。セイタカヒイラギは今までに獲れたことも見たこともなく、年明け早々の初入網となる。更に調べると大学に登録されている標本は殆どが海外産で、国内産の標本は奄美で得られた昔のものが1個体あるだけである。今年も良いスタートが切れ、今後も何が待っているか楽しみである。



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