お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

地元イベント

2022年05月03日 | 日記
 ゴールデンウィーク突入で通常は休みである。だが、今日は地元の大きなイベントがあり、そこで鮮魚販売がある為、定置網漁に出漁。時化の中、操業し水揚げ後、イベントスタッフとしての仕事をする。私の担当は地魚鑑賞プールでの魚の説明を任される。また、この前確保したシロシュモクザメも展示する。ここ数日での定置網漁で得た活魚をプールに泳がせたのだが、その魚がイサキやイスズミ、メジナなど地味な体色の魚ばかりで来てくれたお客さん達に喜んでもらえるだろうかと不安であった。救いなのがエイラクブカと棘を取り除いたアカエイがいたことである。見に来た子供達はやはりサメやエイで興奮した感じでちょっとホッとする。だが、そこは子供である。見るだけでは済まないらしく触りたいという事でタモ網で掬い触らせてサメ肌を体感してもらう。更にそれでも物足りないのか、仕舞いには私が持っているタモ網も子供達に取られ、魚捕りが始まる始末である。鑑賞プールという事であったが最後には子供達もプールに入り魚捕りプールとなる。最近の子供達は自然に興味や関心がないかと思っていたが、泳いでいる魚を見ればやはり捕りたくなる願望があるのだと安心し、こちらも嬉しくなる。イベントが終わる最後まで大いに賑わった地魚鑑賞プールとなった。またお隣のブースでは日頃からお世話になっている鹿大水産学部のO先生や学生による深海魚コーナーのブースがあり、私も楽しみにしていた。地元の自治体も協賛している鹿児島のうんまか深海魚「かごしま深海魚研究会」による深海魚の展示紹介やO先生による深海魚講座などが行われ、こちらも多くのお客さんで賑わっていた。こちらのコーナーに先日定置網で獲れ、生かしていた深海後のカガミダイ幼魚も展示する。私も展示や講義をよく見たかったのだが持ち場のプールも忙しく、隣のブースにも拘らずチラ見くらいしか出来なかった。ゴールデンウィークという事で多くのお客さんが来るだろうと思っていたが、楽しんでもらえるだろうかと不安であったが大盛況で終えることが出来、本当にほっとする。鹿大水産学部の皆さん、ご協力ありがとうございました。終了後、カガミダイ幼魚は無事に魚ボラの標本として確保したものの、シロシュモクザメは多くのお客さんが触り、写真も撮ってもらっていた為、身も弱り、廃棄処分となりました。

地魚鑑賞プール



お客さんに触ってもらったシロシュモクザメ



最後は子供達もプールの中に入り採集



深海魚コーナーも大盛況













深海魚講座

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする