お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

トビウオ類幼魚を標本登録

2022年06月04日 | 魚ボラ
 昨日、研究者の方から気になる情報を頂いた。しかも、現在その事で鹿大に標本調査に来ているとの事。という事で今日は大学へ行く予定。以前から冷凍が厳しいトビウオ類の幼魚を生きた状態で持ち込みたいと考えていた。運良く今朝の定置網漁でトビウオ類の幼魚を数種生きた状態で確保する事が出来た。更に市場でアカネキントキも確保したので仕事終了後、大学へと向かう。ただ、仕事が遅くなってしまい、大学に到着するとその方は帰る準備をしており、車で駅まで送りながら話をする。その後、大学へ戻るも今日は土曜日なうえ、まだ時間が早いので来ている学生が少ない。申し訳ないがその少ない人数でトビウオ類の幼魚などの標本処理・登録をしてもらう。トビウオ類の幼魚は最初、真上からの撮影用に展鰭し、撮影後、今度は真横からの撮影用にまた展鰭しなければならず、更に小さな個体の為いつも以上に時間も掛かり大変である。自分でも数年前までは自宅でやっていたが、今では目が見えず小さな個体はもう出来ないでいる。夕方になれば学生がもう何人か来るかと思っていたが、結局人数は増えず、最後まで少ない人数で処理してもらい本当に申し訳なく思う。

トビウオ類の幼魚



鹿児島中央駅



















アオチビキ幼魚


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アカネキントキ初確保

2022年06月04日 | 定置網
 大学にお客さんが来ているという事で今日は大学へ行く予定である。大学へ行くので何か持ち込もうと思い、今朝の定置網漁では頼まれているトビウオ類の幼魚を生きた状態で確保する。帰港し水揚げ作業中、お隣のツボ網の方がキントキダイ科の魚を水揚げしようとしていた。見ると尾鰭は湾入しておらず、よく見るホウセキキントキではなさそうである。更に今まで詳しくは認識していなかったミナミキントキも今では認識出来(ブログ2022 5.2)、それでもない。となると消去法でこの体型や鰭などの色彩からアカネキントキとなる。アカネキントキは自分では今までミナミキントキと混同していて、いまいちよくわからず同定するのを諦めていた。今回、この個体を見てピンと来てアカネキントキだろうと思い、魚ボラの標本用に確保する。今回アカネキントキは初確保なので本来なら家に帰って展鰭して簡単にでも写真に収めたかったのだが、お客さんが午後には帰ってしまうという事で鰭立てした状態での写真は諦める。とにかく急いで大学へと走る。

アカネキントキ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする