今日は定置網漁で長年探していたケショウフグが入網。ケショウフグは私がこの仕事を始めて間もない頃定置網漁で獲れ、写真にだけは収めていた。だが、それからは全く出会う事はなかった。その時の写真を見ると1992年2月なので実に31年振りである。ケショウフグの写真はその1枚しかないので薩摩半島沿岸の魚類図鑑(ブログ2022 2.25)にもそれを載せている。31年前の写真の個体を見ると体側には黒い斑点が散在しているのだが、今回の個体は白い斑点で全体が覆われており、フグなのでまさかの交雑種を疑ってしまう。だが、ネットで調べると体の模様は様々で一応はひと安心。だが、鰓周りなどに円状の模様があり、ちょっと心配である。一応珍しいフグであり、綺麗な写真を撮ってもらいたいし、サイズが大きかったので大学へと走り標本登録してもらう。今日はまた、今年初のフリソデウオも入網し標本用に確保したので一緒に持ち込む。
ケショウフグ
31年前に獲れたケショウフグ
今年初のフリソデウオ