今日は定置網漁を終え水揚げ後市場内を散策。すると、体色の地味な魚が並ぶ中にオレンジ色に輝き、見つけてくれと言わんばかりにひと際目立つ魚が目に付く。体色から見た感じミナミキントキかなと思う。だが、体型に違和感があり、更に腹鰭が少し開いていて基部に暗色斑が見えない。手に取り腹鰭を広げてみるがやはり暗色斑がない。尾鰭を見ると湾入していないがアカネキントキも確か腹鰭基部に暗色斑があったような。となると消去法でキビレキントキとなる。確かに胸鰭は薄いが黄色である。取り敢えず魚ボラの標本用に確保する。家に帰り調べると腹鰭の鰭膜が暗色となっている。この個体は暗色というよりもどちらかというと赤い感じである。ネットでも調べるとよく似た感じの個体の写真が見つかったがその同定自体が信用できるかどうかであり結局がよくわからない。サイズ的に小さく現在家の冷凍庫も空なのでミナミキントキであれば冷凍保存でいいのだが、キビレキントキとなると薩摩半島沿岸の魚類図鑑(ブログ2022 2.25)に載っていないので早めに綺麗な写真を撮ってもらいたい。取り敢えず冷蔵で保管し考えることにする。
*後日、魚ボラでキビレキントキと同定されました。
胸鰭はどちらかというと黄色
腹鰭の鰭膜は黒い感じにも見えるが全体的には赤い感じ