お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

イバラタツを標本登録へ

2023年07月15日 | 魚ボラ
 今日、イバラタツを頂いた事で大学へ持ち込もうかどうか迷うが昨日のヤッコエイも冷凍せずにそのまま冷蔵中なので大学へ行こうと考える。今日大学へ行くのであればイバラタツは氷水には浸けずに生きた状態で持ち込めば良かったとちょっと後悔。今日は土曜日なので入口には守衛さんがおらず大学内に入ることが出来ないので魚ボラの先生に連絡してから大学へ向かう。学生に門まで来てもらい大学内に入る。するといつも教室へ行く入口が工事中で入ることが出来ない。学生に裏口を案内されそこから中に入る。連絡せずに来ていればどこから入ってよいのかわからず土曜日で助かった。イバラタツとヤッコエイを標本登録してもらう。

いつもの入口が工事中で入れず


イバラタツ

ヤッコエイ


以前に持ち込んだボウズモンガラが固定後のホルマリン抜き中
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初確保 イバラタツ

2023年07月15日 | 定置網
 今日は定置網漁を終え市場での水揚げ作業も終え船を繋ぎ再び市場に戻って来るとお隣の定置網船が水揚げに帰港。するとタツノオトシゴが獲れたと活魚水槽に入れている個体を見せてくれる。見ると体輪背側に鋭く硬い棘が尾に向かい沢山確認出来る。このようなタツノオトシゴ属はここではまだ見た事がなく、直ぐに魚ボラの標本として未確保である事がわかった。標本用に確保したいところではあるが、生きた状態で持ち帰って来ていたので水族館用だろうと思う。一応、ここではまだ見た事がないタツノオトシゴだと伝える。するとこの小さな個体だけの為に水族館に連絡するのも面倒そうで私に水族館にやってもいいし、私の好きにしていいと託された。という事で貴重なので標本にすると伝え魚ボラの標本用に確保することが出来た。その方の気が変わらないうちに直ぐに氷水に浸け標本確定。この個体を手に取った時、急激な動きをして沢山の棘が手に当たり痛い。この棘は身を守る武器として役に立っているみたいである。家に帰り調べると直ぐにイバラタツである事がわかる。イバラタツはここでは初記録であるが薩摩半島沿岸の魚類図鑑(ブログ2022 2.25)に載っているかどうか確認する。すると生態写真は載っていたが標本写真はなく、これでまた1種標本写真が追加となる。自分用にもホルマリンは使わず鰭は立てずに標本写真を撮る。今回は水族館に連絡する前で本当に運が良かった。
イバラタツ




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