今日は仕事を終え、船を着けるとかごしま水族館の職員が来ている。話があったので会いに行く。会話していると足元でちらちらと見慣れないスズメダイが泳いでいる事に気付く。ナガサキスズメダイが群れる中、1個体だけ尾柄部が白くなっている物を見つける。水族館の職員と観察するとアマミスズメダイではと言う事になる。アマミスズメダイはここでは見たことも無く、素潜り採集時にも見た事が無く、ここでは初となる。これは採集しなければならないと思う。この場所では釣りしか採集方法は無く、一旦家に帰り準備して来る。再び来て海の中を覗くとまだこの場所から離れていなく、釣り採集を始める。ナガサキスズメダイが群れる中、この個体だけを釣るのは至難の業かと思いきや、この個体結構好奇心旺盛で、水面近くに来た時に餌を落とすと真っ先に近寄ってくる。これなら釣る事が出来るだろうと確信するが、餌を見ては引き返してしまう。釣り針が金針だったので気付いたのかと思い、普通の釣り針に替える。するとまた近づいてきたものの引き返してしまう。今度は釣り針が大き過ぎるのだろうと思い、ヨシノボリを釣る小さな釣り針に替える。それでも結果は同じで、その後、オモリを外したり、餌の中に釣り針が見えないように隠したり、餌を小さくしたりと試行錯誤するが結果は全て同じである。そんな事をしている間にもナガサキスズメダイはたくさん釣れる。アマミスズメダイだけがとても警戒心が強いのではと餌も無くなった事もあり今回は採集するのを諦める。家に帰り魚ボラのスズメダイ類に詳しいI君に写真をメールで送ると、やはりアマミスズメダイではとの返答。しかも県本土では未確認らしい。目の前にいるのに採集できない悔しさがさらに倍増してしまう。
最新の画像[もっと見る]
- 驚きに悔しい オオクチイケカツオ 2ヶ月前
- 驚きに悔しい オオクチイケカツオ 2ヶ月前
- 驚きに悔しい オオクチイケカツオ 2ヶ月前
- 驚きに悔しい オオクチイケカツオ 2ヶ月前
- 驚きに悔しい オオクチイケカツオ 2ヶ月前
- 驚きに悔しい オオクチイケカツオ 2ヶ月前
- またやらかしたかな?ミナミフエダイ? 2ヶ月前
- またやらかしたかな?ミナミフエダイ? 2ヶ月前
- またやらかしたかな?ミナミフエダイ? 2ヶ月前
- またやらかしたかな?ミナミフエダイ? 2ヶ月前
頭部が青っぽくなるところといい、
体高が高いこと等
アマミスズメダイですね。
鹿児島本土ではまだ確認されてないんですね。
何か意外です。
近くは高知県では記録はあるようですが、
科博の写真資料データベースでも一番北は喜界島のようですね。
こちらは昨日から大荒れで、水揚げはいまいちですが・・・
本日は手頃なサイズのマハタモドキをゲットしました。
そういえば、マハタモドキも奄美諸島で揚がってないよなぁ・・・
やっぱりアマミスズメダイですか。ありがとうございます。
本土での標本は無いみたいですが、ダイビングなどでは確認されているみたいです。高知でも記録があるのでしたら黒潮沿いにはいるのでしょうね。
マハタモドキですか。マハタモドキは検索図鑑を見ると分布域がとびとびなのですね。知りませんでした。
どちらかと言えば、水深差のある場所、
例えばリーフエッジ周辺や比較的大型の
水没岩の周辺の中層を泳いでいるイメージが
ありますね。
あまりこちらでも漁港内のイメージはないです。
こちらの漁港内定番は
ロクセンスズメダイ
オヤビッチャ
リボンスズメダイ
スミゾメスズメダイ
ですかねぇ
まあ、下2つはある意味汽水が過ぎますが
港の中にはいないのですか。今まで見たこと無い魚ですが、なんか港のイメージがあります(笑)
こちらの漁港内はナガサキスズメダイが大半を占めてその中に少しオヤビッチャ、さらに少しロクセンスズメダイが混ざっています。港内で何か釣るにはナガサキスズメを攻略しないと駄目です。