今日は日曜日。日曜日は釣り人やレジャー客が多く、普段は海や港へは行かないのだが、貝を頼まれていてどうしても採りに行かなければならず素潜りに行く。今回は確実に貝を採る為にテトラへ行くので魚の採集は出来ない為、採集道具は持たずにカメラのみ持って行く。海に入るとテトラに付着しているサンゴが殆ど真っ白。今年は早い時期から海水温が高かったせいかサンゴは白化現象が起きているみたい。貝を探すが貝も高海水温のせいかなかなか見つからない。貝が見つからないとどうしても魚の方へ目が行ってしまう。そのような状況の中、見たことのないベラの仲間を発見。採集は出来ないので種を調べる為に写真を撮る。その後、突然アオブダイの群れの中から大きなアオブダイ属の魚が出現。見たことのない色彩の為、種がわからずこちらも写真を撮る。結局、貝は頼まれている量を採れずに終了。家に帰り撮った写真で魚種を調べる。ベラの仲間は全くわからないのでベラ図鑑を最初から全て見ていく。だが、同じと思われる種は見つからずネットでも調べるが特定出来ず諦める。今度はアオブダイ属と思われる魚を調べる。するとその鰓蓋の色や体側の色彩からスジブダイの雄個体と思われる。と、調べているとアオブダイ属の中に今回見たベラの仲間が載っているではないか。ベラの仲間と思っていた魚はブチブダイの幼魚であった。ベラの仲間によく見る尾柄部から尾鰭の間の上下に黒い小斑点があったので、ベラの仲間と思い込んでしまった。結局今回は新たにアオブダイ属の仲間を新たに2種確認することが出来た。今度は標本を確保したい思いである。
サンゴ類が白化現象で真っ白
初めて見るブチブダイ幼魚
アオブダイの群れ
初めて見る大きなスジブダイ雄個体
水面の方にはギンガメアジの幼魚の群れ
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