今日は頼まれている貝を採りに素潜りに行く。素潜り採集にもなかなか行けないので一応採集道具も持って行く。今年は貝が少なく探すのに苦労する。するとオレンジ色が目立つコロダイの幼魚によく似た魚を発見。これは探していたコショウダイ属の幼魚である。採集しようとするが直ぐに岩の下に隠れてしまう。何度もチャレンジなんとか採集する。貝を採らないといけないのだが時間を使ってしまう。更に進むといつもの様にコウライトラギスが顔を出す。するとコウライトラギスは赤みを帯びているのだが、この個体は全く赤みがない。別種と思い採集。こちらはコウライトラギスと同様、難なく簡単に採集する。更に進むとまた同じ種と思われるトラギス属の魚を発見。この個体も採集。逆にいつも見るコウライトラギスを一度も見かけることがなかった。結局、貝は頼まれた量採れずに終了となる。だが、貝よりも今回採集した魚が気になる。家に帰り調べるとコショウダイ属の幼魚はネット上で調べ、ヒレグロコショウダイの幼魚が一番近い感じである。ヒレグロコショウダイ自体がここでは珍しく(ブログ2017 12.20)、更にコロダイ、コショウダイ以外のコショウダイ属の幼魚を探しているので嬉しい収穫となる。更にコウライトラギスによく似た赤みのないトラギス属の幼魚はダンダラトラギスとわかる。こちらもここの海域では初確認であり、初採集となる。更に薩摩半島沿岸の魚類図鑑(ブログ2022 2.25)にはヒレグロコショウダイは標本写真が掲載されているがダンダラトラギスは生態写真のみで標本写真がない状態なので嬉しい収穫となる。今回の素潜りは貝採りに集中しようと最初は採集道具を持たずに行おうと考えていたが、採集道具を持って行って正解だった。こうなると今後も貝採りに集中するという事は出来ないのだろうと思う次第である。
ヒレグロコショウダイ幼魚
ダンダラトラギス
ダンダラトラギス2個体目
ヒレグロコショウダイ幼魚
ダンダラトラギス
ツマジロモンガラ幼魚
今回の収穫
ヒレグロコショウダイ幼魚
ダンダラトラギス
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