お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

マルイボダイ

2009年12月22日 | 定置網

今日は他の定置網の水揚げされずに捨てられる魚の中を探してみるとイボダイに似た魚が目に付く。形からマルイボダイのように思える。マルイボダイはうちの定置網でも稀だが十年近く前に数個体獲れた事があり、写真にも収めている。だがその個体には体側背面に斑紋があったと記憶している。ところがこの個体に斑紋は確認できない。どちらにしろ魚ボラの標本として確保したい魚であるので持ち帰り調べる。やはり、図鑑などで調べると形態からするとマルイボダイで間違えないように思うが、やはり斑紋が気になる。だがネットで調べると同じように斑紋の確認できない個体の写真がたくさん見つかる。展鰭写真をまだ撮っていないので撮影。先月も同じオオメメダイ科のミナミメダイを撮影したが、真水につけると体側が白くなってしまった。アジ類やカエルウオ類など海水魚の中で真水に入れると体側が白くなってしまう種がいる。ミナミメダイがそうだったので同じ科のマルイボダイもその可能性がある。水槽内に塩をかき混ぜ海水状態にしてから標本を入れる。体側が白くなることなく無事に撮影終了。
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