お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

初入網

2008年06月12日 | 定置網

 今日は定置網で網を起こし、魚を積み込み帰港しようとすると、デッキの上に小さなカサゴが転がっているのに気付く。取り上げると背鰭が長い。ヒレナガカサゴの幼魚ではないだろうか?直ぐに氷水に浸け確保する。ヒレナガカサゴはうちの定置網ではまだ捕れたことがなく、初入網である。また、他の網や市場でも見たことがない。デッキ上に転がっていたので、踏まれずに済んだ事が幸いだった。ヒレナガカサゴの分布域は相模湾~土佐湾となっているが、魚ボラの先生が宮崎県からも報告している。ここ鹿児島はというとやはり魚ボラの先生がその報告の中で種子島から得られた標本を記載している。ヒレナガカサゴはフサカサゴ科魚類であり、魚ボラの先生がその専門分類学者である。今回のこの個体は幼魚の為、標本を直ぐにでも大学に持ち込み、精査してもらいたかったのだが、現在先生は海外出張中。来週末には帰国するのだが標本は今度お会いする日まで冷凍保存となった。
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