先月から南方系のアジ類が獲れ出しましたが、今日もこれまた一年振りだろうかイトウオニヒラアジを見つける。ただこの個体、吻背縁と体軸がなす角度がかなり浅くそこだけ見ればオニヒラアジ。だが、主上顎骨後端が瞳孔の後端に達しているのでやはりイトウオニヒラアジと思われる。また、体色は当てにならないと言われるが、生時はこのように黄色み掛かった体色がイトウオニヒラアジである。普通のオニヒラアジも黄色み掛かっているが、少し黄緑掛かった体色である。私はこの体色を見てハッと思い取り上げ主上顎骨の後端を確認した次第である。だが、この体色も鮮度次第である事も事実である。
この図鑑の成魚の写真って大変に興味があります。
でも、この図鑑は本屋で探しても手に入らないでしょうけど。
でも黒潮と関係なく沖縄に生息という事ですね。沖縄で確認されると黒潮によって運ばれてくるという概念が崩れますね。
標本の確保よろしくお願いいたします（笑）
こんな図鑑が出ていまして
美ら海市場図鑑「知念市場の魚たち」 三浦信男
http://nanjo-shoko.jp/goods/
これにイトウオニヒラアジの名前があり
魚ボラ先生に確認してもらった所、
おそらく間違いないとの事でした。
しかも撮影されたのが成魚で、先生も驚いていました。
探すのにも
キーが頭に入ってなくって(^^;
しかし中城湾なんですよね・・・
おそらく沖縄本島では黒潮影響が一番少ない気が
さて頑張って探してみますか
イトウオニヒラアジの胸鰭ですが、明瞭に黄色い個体もいますが、オニヒラアジ並みの基部だけとか中央部が薄っすらといった感じやら様々ですね。初記録となった個体も透明で黄色みを帯びているという感じです。
沖縄でも確認されているのですね。いやぁ知りませんでした。結局国内の分布域も鹿児島のほかに宮崎以外は知りません。黒潮流域にはいると思うのですけど。
イトウオニヒラアジの沖縄産の標本お待ちしております（笑）
体色の黄色みもそうですが
胸鰭黄色いのでしょうか？
こちらで見られるギンガメアジ属基本４種（ギンガメアジ、ロウニンアジ、オニヒラアジ、カスミアジ）のうち、
胸鰭が明瞭に黄色いのはカスミアジのみと覚えていたので・・・
なおカスミアジの場合、尾鰭に黄色が入りません。
魚ボラ先生の話ではどうやら沖縄本島中城湾でも
イトウオニヒラアジが採れているようなので
その辺を目処に探してみようかな？