今日は令和に改元後初の素潜り採集へと行く。陸上ではもう夏ではないかと思う程暑い日が続いているので、海の中も期待しながら採集に挑む。海に入るとまだ海水温は低く、見回すとまだ冬のような風景。魚を探し散策するも魚種もまだ少なくめぼしい魚が見つからない。そのような状況の中、唯一採集したいと思う魚を発見。イトヒキベラである。イトヒキベラが婚姻色を発し、青く輝くラインが入りとても綺麗である。その綺麗な状態を標本写真に収めたく、採集に挑む。婚姻色を発しているイトヒキベラを見つけては採集しようと追いかけるが、何故か直ぐに視界から消えてしまう。そこまで素早い訳ではないのだが、毎回見失ってしまう。何回かするうちに確実に網に追い込むがそこにも姿はなく、普通のイトヒキベラがいるだけである。これはひょっとしてこの青い婚姻色は発したり消えたりするのではないだろうか。婚姻色と言うと繁殖シーズンに雄が雌の目を引く為、綺麗に変身するのだが、このイトヒキベラに関しては危険を感じると鮮やかな色は消して身を守るのだろうか。これでは婚姻色を発した状態での標本写真を撮ることは無理であり、その後の採集は諦め終了となる。
婚姻色を発しているイトヒキベラ
採集したイトヒキベラ
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