今日の素潜り採集で数年振りにニラミギンポの黄化個体を発見。採集したかったが運が悪く、採集道具を入れている浮輪からかなり離れた場所で見つけた為、採集は諦め証拠用に写真だけ撮る。体が黄色いからか、目立たぬように黄色の海綿に寄り添っている。このニラミギンポの黄化個体を初めて見つけた時は、別種かひょっとして婚姻色が現れたニラミギンポかと思っていた。その時は水中カメラも無く、脳裏に焼き付け家に帰ってから図鑑で直ぐに調べた。だが、図鑑ではわからずネットで調べ、ニラミギンポにも黄化個体が存在する事を初めて知る。それからは直ぐにでも採集しようと思うが冬になり素潜りの時期が過ぎてしまう。すると、その年末に鹿大の魚類研究室で魚類調査が行われ(ブログ2018 12.16)、ダイビングチームがこのニラミギンポ黄化個体を数個体採集して来たのである。これで取り敢えずは直ぐに標本収集する必要が無くなる。それから数年、普通のニラミギンポは毎回見るものの、黄化個体とは出会っていなかった。今回写真を撮りながら行動を見ていると、普通のニラミギンポ同様に行動範囲は非常に狭く、これなら採集道具さえあれば採集出来そうである。普通のニラミギンポも体側後半から尾鰭に掛けて黄色く綺麗であるが、この黄化個体は更に綺麗である。自分用に標本写真も欲しいので、今度こそは採集して標本写真を撮りたいと思う次第である。だが、今度はいつ出会えるだろうか。








ニラミギンポ黄化個体






普通のニラミギンポ
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