串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

信州冬旅(海野宿にて)

2009年01月25日 | 旅-関東・中部

海野宿を紹介するのに、いきなり「お菓子」が登場。

これは、海野宿資料館におじゃました時、
受付の方が出して下さった、お茶とお手製寒天です。

寒天の中の黄色は、何だと思います?
卵なんですって。

寒天のとき卵・・・ですね。

朝早くから列車を乗り継いでやって来た私にとって
暖かい、嬉しいもてなしでした。
有難うございました。

海野宿は、江戸時代は宿場町として、
明治に入り養蚕の村へと移り変わりました。

明治・大正に造られた養蚕造りの建物と、
江戸時代の旅篭屋造りの建物がよくマッチした家並みが650m程
続き、「日本の道100選」の一つでもあり
「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されている。

街道の真ん中に用水を引き、両側に家並みが続きます。

その昔は、ここで洗い物などしていたのでしょうか?

今も当時の屋号が使われているのでしょうか?
どこの家にも屋号の看板がかかっていました。

右側、2階建ての上に一回り小さい屋根がかかって
いるのは、カイコを飼っていた養蚕農家です。

カイコの飼育には保温が必要で、室内で炊いた火の
湯気や煙を出すため「気抜き」という小屋根が設けられたそうです。

小屋根は、下からヒモで引っ張り開閉したようです。

馬の塩舐め石。

なんとも、のどかなガレージです。

防火壁の役割を果たすウダツの中でも
意匠をこらし、装飾を兼ねた袖ウダツ。

海野宿の随所に見飽きぬ美しさがありました。

海野宿から最寄り駅である「しなの鉄道」田中駅まで約20分。
帰り道は、歩く事にしました。

しなの鉄道の線路沿いに遊歩道があり道標もしっかりしています。

1時間に1本の、しなの鉄道で、姉妹達と待ち合わせを
している上田に向かいました。

真田家の紋所「六文銭」のレリーフですねぇ。