海野宿を紹介するのに、いきなり「お菓子」が登場。
これは、海野宿資料館におじゃました時、
受付の方が出して下さった、お茶とお手製寒天です。
寒天の中の黄色は、何だと思います?
卵なんですって。
寒天のとき卵・・・ですね。
朝早くから列車を乗り継いでやって来た私にとって
暖かい、嬉しいもてなしでした。
有難うございました。
海野宿は、江戸時代は宿場町として、
明治に入り養蚕の村へと移り変わりました。
明治・大正に造られた養蚕造りの建物と、
江戸時代の旅篭屋造りの建物がよくマッチした家並みが650m程
続き、「日本の道100選」の一つでもあり
「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されている。
街道の真ん中に用水を引き、両側に家並みが続きます。
その昔は、ここで洗い物などしていたのでしょうか?
今も当時の屋号が使われているのでしょうか?
どこの家にも屋号の看板がかかっていました。
右側、2階建ての上に一回り小さい屋根がかかって
いるのは、カイコを飼っていた養蚕農家です。
カイコの飼育には保温が必要で、室内で炊いた火の
湯気や煙を出すため「気抜き」という小屋根が設けられたそうです。
小屋根は、下からヒモで引っ張り開閉したようです。
馬の塩舐め石。
なんとも、のどかなガレージです。
防火壁の役割を果たすウダツの中でも
意匠をこらし、装飾を兼ねた袖ウダツ。
海野宿の随所に見飽きぬ美しさがありました。
海野宿から最寄り駅である「しなの鉄道」田中駅まで約20分。
帰り道は、歩く事にしました。
しなの鉄道の線路沿いに遊歩道があり道標もしっかりしています。
1時間に1本の、しなの鉄道で、姉妹達と待ち合わせを
している上田に向かいました。
真田家の紋所「六文銭」のレリーフですねぇ。