串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
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仙仁温泉 岩の湯-3(風呂)

2015年09月26日 | 宿-甲信越

岩の湯の大きな魅力の一つは風呂。

館内に内湯、露天風呂、洞窟風呂、それに空いていれば自由に使える貸切風呂が4ケ所あり、そのいずれも一晩中入浴可能。

しかも湯温は低いので加温だが、全て源泉掛け流し、立派なものです。

まずは貸切風呂から・・・。

こちらは一番古くからあった風姿の湯

ボタン一つでジャグジーになる小判型の内湯と露天風呂。

露天風呂が変わっていた。

右側にもう一つ寝湯が出来ていた。

左側の湯船よりやや湯温は低く、頭を乗せられるように石が配置されている。 

以前はこんな感じで、右側の雪だまり部分に寝湯が作られた。

こちらは野守の湯。 

 やはりボタンを押せばジャグジーになる内湯。

脱衣所から階段を数段下りた所から見ると・・・。

 

脱衣所にはタオル、バスタオルが置かれ、全くの手ぶらで風呂へ行けるのは有難い。

もちろんトイレもあり、シャワーブースも完備。 

こちらは夢想の湯で、貸切風呂の中でも一番人気があるのではないかと思う。

露天風呂の奥から脱衣所方面を見ると・・・。 

 

 温度差のある露天の湯船が2つ。

以上3ケ所の貸切風呂は泊まった部屋がある仙寿亭の上にあり、空いているかどうか見に行くにも近くて便利。

貸切風呂は予約も不要で、空いていれば中から施錠して、一晩中入れる。

アメニティやタオル類も揃っていて、これほどホスピタリーの良い宿は他には知らない。

 こちらは古くからある家族風呂

 岩の湯に泊まり始めた頃には、貸切湯はここ1ケ所だけだった。

 

 それも、当初はこの湯船はなく、丸い湯船が一つあるだけだった。

この湯船の横に窓があったが、それが取り払われてもう一つ湯船が作られた。

寝湯に丁度良い深さで湯温も低め。

私はこの家族風呂が一番お気に入り。 

洗い場も完備。 

そして洗面所のシンクも外国製だろうか?洒落たデザインで思わず見入ってしまう。

大浴場の脱衣場。

以前、この一画にマッサージ機が2台置かれていて、風呂上りそれで楽しんだものだが、今はない。

毎年進化を遂げる岩の湯だが、これだけは元に戻してほしい。

もちろん、タオル類は山積み。

洗い場は5ケ所と少なく感じるが、貸切風呂でも洗えるので問題はない。

洗顔せっけんを使った後の泡切れが凄く良い。

カランの湯も温泉ではないかと思った。

内湯で数年前までは循環だったが、今は源泉掛け流し。

ここも変わっていた。

湯船が腰の高さぐらいに深くなり、底には石を敷き詰めてある。

大きくとられた内湯の窓から外をのぞくと、庭の向うに露天風呂。

 

そして名物の洞窟風呂。 

内湯から湯湯あみ着に着替えて左の扉から洞窟へ。 

 入ると勢いよく温泉が足元を流れる。

まずは加温された湯船でよく温まる。

以前はふっと硫黄臭を感じたのだが、今、それは感じなかった。

こちらは男性用の加温湯船。

左手奥に男性用内湯から続く扉があり、ここから先は混浴。

洞窟風呂も変わっていた。

大きな背の高い岩が3本程立っている。

以前はなかったのだが。

源泉が凄い勢いで奥から流れ出る。

湯温は低いのでいつまでも入ってられる。 

洞窟風呂という風呂は案外アチコチにあるが、ここは中途半端な洞窟ではない。

奥行は30mもあるんだから。

この凄い湯量の湯をかき分け最奥まで行くのは、まさに探検気分。

さすがに今はもうしないが・・・。

仙仁温泉は信玄の隠し湯とも言われ、刀傷などに効能があったらしいが、かつてそれを自分の指先の傷で立証出来た。

大手術の後はここで静養したいという気持ちは、そこから発している。